読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 海猫 さん

  読了日：2016/02/08

  月下花伝の続編であり、テーマが裏返っていて対照的にもなっている作品。月下花伝が現代の少女が過去を垣間見ながら現代を生きる話ならば、花天新選組は現代の少女が過去の時代にタイムスリップしながらも、懸命に「現在」として生きるお話。今回は新選組ががっつり描かれている点でも面白い。序盤はいかにもな少女小説らしさがあって楽しいが、後半筆致がドキュメンタリックになったり大胆な省略で描かれたりするので、異様な迫力や無常観が漂う。ちょっと宙ぶらりん感もあるのでもう一冊、テーマ的にさらに踏み込んだ続編があると嬉しいところ。

• Die-Go さん

  読了日：2023/05/02

  図書館本。幕末にタイムスリップした剣術の達者な女の子秋飛。そしてなぜか新選組の一員として、そして、男として隊務をこなすこととなる。秋飛は沖田総司に特別な思いを持っており、その思いは届くのだろうか。★★★☆☆

• フキノトウ さん

  読了日：2013/10/07

  読後は、なんだかしんみりします。ラストの、「禊の雨」良かったです。

• 神城冥† さん

  読了日：2010/09/02

  月下花伝で謎だった部分が解明されてます。が、ただのタイムスリップ物ではなく、平隊士の秋飛の目を通して、幕末の動乱、新選組隊士達の生きざまを知ることができます。普通の恋心から一人の人間として生涯をかけようと決断してゆく秋飛の成長も見ることができます。とても面白いし、泣けるいい作品ではあるのですが………。私としては終わり方に少し疑問が残ります。現世の月倉秋飛としての人生はどうなるのよ〜！？みたいな…。う〜ん、そこんとこモヤモヤが残るんですが。最終的結論、新選組が改めて好きになりました。あと、阿部最悪！

• いろは さん

  読了日：2014/07/12

  前作が沖田がトリップしたので、今回の秋飛トリップで幕末描写が沢山あって面白かったです。ストーリーのメインではありませんが、油小路の変での藤堂がとても印象的。同じものを追っていたはずなのに、刃を交わすことになる沖田と藤堂が辛いです。沖田の死後、未来に死を知りながらも函館に向かう秋飛に熱くなりました。

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