毒 集英社文庫

赤川次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087507683
ISBN 10 : 4087507688
フォーマット
出版社
発行年月
1984年07月
日本
追加情報
:
16cm,285p

ユーザーレビュー

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連作短編集です。数的で人を殺せる毒を使っ...

投稿日:2021/07/08 (木)

連作短編集です。数的で人を殺せる毒を使っての殺人事件ですが次の章へと上手く繋がっています。次に狙われる人物は何となく予想はつくのですが本当にスムーズな流れです。大掛かりなトリックなどはないのですが、人間の中にある「悪意」がとても怖かったです。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ さん

    わずか一滴で致死量に至り、検出不可能、効き目は24時間後に現れるとんでもない毒薬が人に渡り回って…という話!高3の頃に初めて読んで、もう何度も再読しているが、あいかわらず面白い!!いろいろツッコミどころはあるかもしれませんが、それを抜きにしても、個人的には余りある面白さでしたね。月日がかなり流れてるにもかかわらず、また再読したくなる気持ちにさせてくれるのは、さすが赤川次郎さん。毒薬に毒はあるのは当たり前ですが、どんな人にも、人には一滴くらいは毒を持っているのではと感じました。

  • machi☺︎︎゛ さん

    わずか数滴で致死量に達し、24時間後に心臓発作で死ぬ。しかも検出不可能な毒薬が大学の研究室から盗まれ人の手を渡り歩く。それを追う研究室の直子。毒は人々の手を渡り歩きながら運命を狂わせていく。赤川次郎さんらしく会話文も多く読みやすい連作短編集。

  • りゅう☆ さん

    24時間以内に死に至り絶対に検出されないという毒薬を巡り、男が恋人を、刑事が容疑者を、スターがファンを、ボーイが客を殺す。サブタイトルで誰が誰を殺そうとしてるか一目瞭然なんだけど、そこで起きる出来事に予想を覆される。確かに殺したくなる理由は分かるんだけど、殺す側の男とスターには身勝手すぎて共感持てず。刑事では家族愛が、ボーイでは同士から男女愛へと、でも結局悲しいラストを迎え切ない気持ちになる。直美の立ち直りと切り替えは早いなと思ったけど、ハッピーエンドということでちょっと気持ちが明るくなったかな?

  • いこ さん

    「何の痕跡も残さない毒薬」がもしもあったら、あなたはどう使いますか?その毒薬は、今の薬学や医学では、絶対に検出できないのです。さて、何に、いや誰に使いましょうか?作中では、この毒薬が、ひょんなことから様々な人の手に渡ります。そして、男が邪魔な恋人に、刑事が昔取り逃した容疑者に、アイドルがライバルに、ホテルのボーイが政治家に、それぞれ使用。でも、相手は死ぬけど、必ず使用した本人が後悔する結果に終わっています。ここがさすがの赤川作品!赤川作品は何十年ぶりかで読んだけど、相変わらず楽しく、そして凄かったです!

  • 扉のこちら側 さん

    2018年209冊め。決して検出されない新種の毒による完全犯罪をもくろむ人々。ドミノのように次々と殺意は巡る。赤川次郎作品は悲惨な話も悲劇的には描かれていないが、この作品も解説者言うところのユーモアミステリとしてあまりにもあっさり殺意が描かれている。じゃあ殺そう、とすがすがしいくらいにあっさり考えるのには苦笑してしまった。

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人物・団体紹介

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赤川次郎

1948年、福岡県生まれ。76年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。80年に『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。2016年に『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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