小津安二郎と「東京物語」 ちくま文庫

貴田庄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480431295
ISBN 10 : 4480431292
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
追加情報
:
253p;15

内容詳細

小津安二郎の代表作『東京物語』はどのように誕生したのだろうか?主人公はなぜ老夫婦になったのか?脚本はどのように書かれたのか、撮影はどんなふうに進められたのか。『東京物語』の完成までを、当時の小津の日記、出演俳優の発言、スタッフの証言、当時の雑誌などをもとに明らかにする。小津安二郎没後五十年、『東京物語』が封切られて六十年、映画史上の名作の舞台裏を明らかにする。

目次 : 1章 『東京物語』と『明日は来らず』/ 2章 『東京物語』の脚本執筆/ 3章 『東京物語』のロケハン/ 4章 『東京物語』の撮影/ 5章 『東京物語』の脚本再考/ 6章 『東京物語』の封切りと評価/ 7章 『東京物語』の欧米デビュー

【著者紹介】
貴田庄 : 1947年、青森県弘前市生まれ。映画評論家、書物史家、工芸作家。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。77年から81年にかけてフランス留学、パリ装飾美術学校書物中央校修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    先週の日曜に『東京物語』を観て以来、小津安二郎にハマってしまった。今週はDVDを借りてきて『麦秋』と『秋日和』を観た。だいたい私は木山捷平の小説みたいなものが好きなので、ズルズルと観れる上に構図に凝った小津映画は性分に合うのかも知れない。YouTubeにもあるので、全作品観ようと思う。そして、良い映画や良い芸術の近くには、必ず良い本がたくさんある。小津安二郎にまつわる名著はたくさんある。本書もそういう本を駆使して産まれたものだろう。『東京物語』誕生始末記。有名無名の人たちが動く貴重な歴史である。おすすめ。

  • Isamash さん

    映画評論家の貴田庄氏の2013年著作。小津の日記等を基に、野田高梧氏との共同脚本の執筆スケジュールや東京物語のロケハンの実態、尾道での撮影の様相が描かれている。野田が昔見た1937年の米国映画「明日は来らず」が物語のヒントらしいが類似性は少ない印象。期待した共同創作の秘密の様なものは皆無。観客に結構な人気あったが国内評価はそれ程は高くなく、ロンドン、パリ、ニューヨークと上演され欧米で評価を挙げていく様が書かれている。独監督は日本の家庭の緩慢な崩壊とアイデンティティの衰退を懐しみ悼みながら物語ってると評価。

  • ネムル さん

    日記、俳優やスタッフの発言や当時のメディアから見る『東京物語』入門の入門(小津安二郎入門ではなく)。小津安二郎の創作法や『東京物語』の内容自体に深く踏み込むわけではないので、どういった人を対象に描かれた本なのかあまりピンと来ないが。「小津は城戸に昼から酒を飲んで仕事をしていることをたしなめられたことがあるそうですが、酒でも飲まなきゃこんな仕事はやってられないと応じたといいます」「一〇三日間 酒一升瓶43本」

  • kinkin さん

    「東京物語」淡々とした映画、でもこの映画に魅了される不思議。せっかちな時を過ごす今こそ、改めて見直したい映画。

  • yoyogi kazuo さん

    映画「東京物語」の成立から世界的な受容に至るまでの流れが簡潔に読める。

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貴田庄

1947年青森県弘前市生まれ。評論家。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。専門は映画史、西洋美術史、書物工芸史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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