貴志康一(1909-1937) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

16件
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  •  実は、私は、没後60周年記念のコンサートで、この...

    投稿日:2018/09/27

     実は、私は、没後60周年記念のコンサートで、この曲を聴いているんですよ。マーラーの交響曲第9番とショスタコーヴィチの交響曲第8番の間にある「死」と「追悼歌」とも言うべき、「涅槃」に向かう曲。少し、未完成のような雰囲気が拭えない。これが、演奏のせいか?作品自体のせいか?微妙なところだな?

    カニさん さん

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  • まず、このページに掲載されている写真が違っています...

    投稿日:2012/10/02

    まず、このページに掲載されている写真が違っていますので注意。(これはサンクト・ペテルブルク響盤のもの)CDの冒頭には小松一彦氏の解説が聴けます。これがなかなか貴重です。交響曲の演奏は充実していて、低弦の響きが素晴らしい。これまでより心持ちゆっくりしています。ファンなら買って損なし。しかし、もっと別の作品(日本組曲など)の録音を求めたいのが本音。

    じょーじ さん

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  • ビクターは貴志康一の作品を沢山録音し、この作曲家の...

    投稿日:2012/06/11

    ビクターは貴志康一の作品を沢山録音し、この作曲家の再評価に繋がる数々の音盤を残しました。 これもその一つで、1994年に小松一彦指揮、サンクトペテルブルク交響楽団で録音された物、『交響曲仏陀』『大管弦楽のための組曲』からの抜粋を収録しています。 夭逝の作曲家と言われるだけあり、音楽は素晴らしいのですが、やはり演奏の良さもあっての物。 ロシア・オケの演奏ながら、日本的な節回しを見事に出しています。 そして、しっかりロシアン・サウンドも聴けますし、歌う所は歌っています。 今回の発売で安くなりましたし、音質も良いので、日本の管弦楽曲が好きな方は是非聴いて見てください。

    レインボー さん

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  • 本盤は貴志康一という関西出身の天才音楽家(滝廉太郎...

    投稿日:2012/01/18

    本盤は貴志康一という関西出身の天才音楽家(滝廉太郎と同様、戦前日本の洋楽受容史におけるエポックメイキングな一人)の作品・・・ヴァイオリン曲6曲(トータルタイム29’12)、歌曲11曲(トータルタイム36’48)を同じく関西出身或いは関西に活動拠点を置いている演奏家三名・・・小栗まち絵(V,1994年録音当時46歳)、坂本環(S,同46歳)、戎洋子(P,同47歳)によって収録されたもので何れも私の地元に近いメンバーでもあり比較的親近感を持ちました。貴志康一は1909年生まれであるというからあのカラヤンらとほぼ同世代、他のCDジャケットに載っている彼の指揮姿その他の写真(指揮をフルトヴェングラーに師事したことでも知られる貴志康一はフルトヴェングラーと撮った写真もあります)を見るとその端麗な容姿からふとカラヤンの面影を見た想いでボンボン育ちであることがなんとなく分かりますね。芦屋市内のボンボン学校?として知られる甲南学園(1918年広田内閣で文部大臣を務めた平生という人が設立した学校で貴志が途中まで通学していた時期1920年代中頃ではまだ産声をあげて間もない学園でありました)出身でもあるのですがそれはさておき彼の自作初演をBPOを振ってやり遂げる(録音は1933〜34年)・・・しかもあの時代に・・・尤もドイツの混沌とした政治状況において「日本」を紹介するという利害が日独一致したとも考えられてはいますが・・・その根性はそれは何かと我々にははかりがたい実情があったとしても・・・大したものかと思われます(「貴志康一&ベルリン・フィル〜幻の自作自演集」盤に2010年書き込んだレビューの転載)。さて、本盤ではCDタイトルカバーにあるヴァイオリン曲「竹取物語」(タイム6’05)がピカ一聴き物でこの曲は1949年湯川英樹のノーベル賞受賞の際ストックホルムで催された晩餐会で演奏され一躍脚光を浴びたそうで是非一聴をお奨めします(「竹取物語」の本演奏は今年元旦NHKラジオ放送でも流れていましたね。本盤以外では2003年録音の木野雅之(V)、木野真実(P)による演奏盤もあり聴き比べも楽しみです)。その他の本盤ヴァイオリン曲もメロディアスな旋律をロマン的に日本的雰囲気を醸し出したもので「月」(タイム4’07)など船頭小唄〜「枯れすすき」的ムードにも聴けました。歌曲の方もドイツ留学の成果の上に日本の情緒を盛り込んだ注目すべき作品集で歌詞も日本語とドイツ語両版がある様で先述の1933〜34年貴志/BPO盤ではマリア・バスカ(S)は日本語で録音しています。とにかく本盤は貴志という天才音楽家を聴くという事に主眼を置き勝ちなのですが三名の演奏も堅実で素晴らしいと思いました。作品中もっと聴かれてしかるべきものも多く本盤を通して浸透して欲しいです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    一人のクラシックオールドファン さん

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  • 戦前の日本の新進気鋭の作曲家であった貴志康一は1930...

    投稿日:2010/09/05

    戦前の日本の新進気鋭の作曲家であった貴志康一は1930年代のベルリンにおいて作曲と指揮を学んでいる。 作曲はヒンデミットに、指揮はフルトヴェングラーに師事したとされている。 また、京極伯爵とフルトヴェングラーの会見(3人の写真が現存)や、幻といわれるベルリンフィルとフルトヴェングラーの東京公演のために奔走したと言われている。(詳しくは「横田庄一郎著 フルトヴェングラー幻の東京公演 朔北社刊」) 公私にわたりフルトヴェングラーとの親交が深かったようである。 交響曲「ブッダ」は後期ロマン派に影響を受けた作風で、単に日本音階をなぞるのではなく、確固とした西洋音楽の伝統的理論の上に独自の世界を構築している。 欧米の著名な作曲家の作品群の中においても決して色あせることのない魅力を放っている。 まぎれもなく天才のなせる業である事は間違いない。 惜しむらくは28歳の若さで夭折したことであるが、もし存命なら日本の音楽界の発展に大いに貢献したことであろうと思われる。 演奏の小松一彦&サンクトペテルブルク響も丁寧で力強い演奏を聞かせてくれている。 音質はライブの熱気をはらみつつ、中低域が豊かでマイルドな印象だ。

    独居人 さん |50代

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  • まずは、ベルリン・フィルハーモニーでのコンサートを...

    投稿日:2010/06/05

    まずは、ベルリン・フィルハーモニーでのコンサートを実現させた中嶋彰子氏の努力に敬意を表したい。貴志の音楽を広めようという熱意には頭が下がる。ただし、演奏について一点だけ苦言を申し上げる。「赤いかんざし」の歌詞「〜あたいがこんなに思てることを〜」の部分で「思てる」をわざわざ「思ってる」と歌っているが、これは大阪言葉の「思てる」が正しい。関西人でなくても、演奏にあたっては、もう少し曲の作られた背景や作曲家の思いに考えを巡らせていただきたい。他の曲の演奏については、ピアノの伴奏ミスをはじめ、水準は高くない。貴志の作品を聴くなら別の演奏を薦めたい。

    じょーじ さん

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  • 私の住んでいる町の出身である貴志康一は1909年生まれ...

    投稿日:2010/05/22

    私の住んでいる町の出身である貴志康一は1909年生まれであるというからあのカラヤンらとほぼ同世代、ジャケットに載っている彼の指揮姿その他の写真(あのフルトヴェングラーと撮った写真も含まれます)を見るとその端麗な容姿からふとカラヤンの面影を見た想いでボンボン育ちであることがなんとなく分かりますね。本盤はやはり同市内のボンボン学校?として知られる甲南学園(1918年広田内閣で文部大臣を務めた平生という人が設立した学校で貴志が途中まで通学していた時期1920年代中頃ではまだ産声をあげて間もない学園でありました)の保管SPから復刻された盤で当然ノイズもありそこは前提済みなのですが何と言っても1930年代前半でBPO(フルオーケストラとは思いますが今の感覚では比較的メンバー数は絞ったのではないかと思います・・・)を振ったという事実は凄いものがあります。1933〜1934年での収録曲は自作の交響組曲「日本スケッチ」(タイム7’00+4’32+4’42+9’25)と管弦楽「日本組曲」(タイム6’41+5’01)を納めた盤と私が聴いたものはボーナスCDとしてマリア・バスカのソプラノで貴志康一/BPOバックで13曲の主に貴志の作詞曲集盤とで成っております。曲自体は勿論私には初耳ものばかりですが彼の自作初演をBPOを振ってやり遂げる・・・しかもあの時代に・・・尤もドイツの混沌とした政治状況において「日本」を紹介するという利害が日独一致したとも考えられてはいますが・・・その根性はそれは何かと我々にははかりがたい実情があったとしても・・・大したものかと思われそれだけでも本盤の価値は素晴らしいものがありますね。私は四つの曲から構成される「日本スケッチ」の内最初のトラック「市場」(演奏タイム7’00)が関西風の喧騒を偲ばせ好きになりました、他の曲も独創的とまでは行きませんが面白いものがありました。例えば同じ「日本スケッチ」の「夜曲」では歌謡曲「君恋し」の一節を引用したりしております。ボーナスCDの方はマァ正直外国人の日本語なのでそのイントネーションは想像通りでどうしょうもない処はありますが逆に「日本」というものを教えられる感じになりました。一般受けはしないけれど1937年に短い生涯を終えた一音楽家・・・貴志の記録であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    一人のクラシックオールドファン さん

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  • 小難しい理屈は抜きで、日本の情緒と西洋音楽がダイレ...

    投稿日:2009/11/24

    小難しい理屈は抜きで、日本の情緒と西洋音楽がダイレクトかつスリリングに一体化した面白さがあります。とりわけソナタは超一級の作品と言えるでしょう。 貴志康一自身の経歴も興味をそそられますが、それ抜きでも出色のアルバムです。 こういう素材が長年埋もれていたこと、彼に続く逸材が日本に出ていないことが非常に残念です。

    ニュートン さん |60代

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  • サンクトペテルブルク盤に比べると、オケの力不足を感...

    投稿日:2009/06/30

    サンクトペテルブルク盤に比べると、オケの力不足を感じるが、 しかし日本のオケならではの東洋的旋律への理解が、別の魅力を 提示してもいる。再録を期待したい。

    フルシチョフ さん

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  • ベルリンで絶賛されたというその指揮振りが、このCDか...

    投稿日:2009/06/30

    ベルリンで絶賛されたというその指揮振りが、このCDから 伝わってくる。生き生きとした表情付けが、紛れも無く 貴志康一の指揮者としての才能を裏付けている。オケも さすがに上手く、曲の魅力が完全に明らかにされている。 他の曲に録音が残されていないのが残念だ。

    フルシチョフ さん

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ありがとうございました

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