古代中国 原始・殷周・春秋戦国 講談社学術文庫

貝塚茂樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061594197
ISBN 10 : 4061594192
フォーマット
出版社
発行年月
2000年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,532p

内容詳細

北京原人に代表される原始時代から、秦の始皇帝による統一国家の成立前夜までの悠遠な時間。そこでは、以後の中国、そして東アジア社会を基礎づける独自の文化が形成された―。近年、発掘・研究の成果により次々と塗りかえられる古代中国像。概説書として定評のあった原本に、大幅な書き換えをおこなった最新の中国古代史入門。

目次 : 第1章 伝説の聖王/ 第2章 原中国人とその文化/ 第3章 農耕社会の成立―新石器文化の様相/ 第4章 新石器時代の生活/ 第5章 古代王朝の誕生―夏王朝は存在したか/ 第6章 王と祭祀/ 第7章 西から東へ―周王朝の興起/ 第8章 周王朝の没落/ 第9章 覇者の時代/ 第10章 貴族社会の崩壊/ 第11章 戦国時代の意義/ 第12章 戦国時代の政治的推移/ 第13章 戦国時代の社会変化/ 第14章 戦国時代の思想

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • coolflat さん

    121頁。二里頭文化が濃密に分布している地域は山西南部から河南中部の黄河の南北両岸に沿った地域であった。しかもこの地域には古代中国を襲った大洪水の治水に成功しのちに諸侯に推戴されて王位についた禹と、この禹が開いた夏王朝十四世代十七王に関する説話が集中しているので、現在では中国の研究者の間では二里頭期の文化を夏王朝の文化と考える人が多数を占めている。ただ二里頭文化の遺跡からは甲骨文のような夏王朝の実在を明示するような当時の文字資料はまだ発見されていないので、二里頭文化と夏王朝を結びつける事に慎重な意見もある

  • N島 さん

    原始時代〜秦の始皇帝による中華統一まで、古代の中国の姿をリアルに著した一冊。日本ではあまり知られていない、中国での考古学的発掘の成果が簡潔に纏められており、それらの成果と神話の時代とを対比させる試みに大いに興味を惹かれました。あらゆる資料を網羅し、古代中国の精密なビジョンを再現しようとする作者の情熱が漲る本書は、霧に包まれた中国という国の本質を照らす灯火と成り得る珠玉の一冊と言えるでしょう。中国史を志す人は無視できない一冊です。

  • kenitirokikuti さん

    図書館にて。残念ながら、文庫化の際に改訂されているので本棚に戻した。古い記録が必要なので、こういうときは困るなぁ。

  • 斑入り山吹 さん

    いやはや、悠久、広大。義務教育で最初に出てくる中国は魏志倭人伝とか遣隋使とかそんな感じだったと思うが、この本はそこにたどり着かなかった。社会体制の変化とかそういうのが面白かった。中国マイブームはしばらく続きそう。

  • かみかみ さん

    原始時代から秦の統一までの古代中国史の概説書。殷の兄弟相続から父子相続への転換が王権の孤立と殷周革命を招いたこと、楚が台頭するまでの中国の勢力争いは北対南ではなく東対西であったこと、荀子がアリストテレスの国家観を示し、古代思想を体系化した一方で、思想を政治に従属させる歴史の流れを作ったといった指摘が勉強になった。

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貝塚茂樹

1963年茨城県に生まれる。現在、武蔵野大学教授、博士(教育学)。専門、日本教育史、道徳教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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