檸檬のころ 幻冬舎文庫

豊島ミホ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344409224
ISBN 10 : 4344409221
フォーマット
出版社
発行年月
2007年02月
日本
追加情報
:
16cm,283p

内容詳細

保健室登校の女友達とのぎこちない友情。同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。

【著者紹介】
豊島ミホ : 1982年秋田県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2002年「青空チェリー」で新潮社「女による女のためのR‐18文学賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ❁かな❁ さん

    とっても良かったです♡タイトルの『檸檬のころ』がしっくりきます!甘酸っぱく切ない「あの頃」に戻される*豊島ミホさん本当に大好き♡地味な人なりの青春を描きたかったとのこと。普通の人々の青春を豊島さんの瑞々しい文章で、きらきらと輝かせる♬大切な瞬間を描かれるのが本当に上手い‼︎友情、初恋のお話に感涙し、自分の中高生の頃の事を思い出しキュンとしたりしました♡お気に入りは『金子商店の夏』『ルパンとレモン』『ラブソング』『雪の降る町、春の散る花』。金子商店の大田くん、ラブソングの辻本くんいいなぁ♡素敵な連作短編集♪

  • Shinji さん

    東北の高校を舞台にした連作短編集。とはいっても学生ばかりが主人公ではない部分が、甘さでも苦さでもない落ち着く邂逅になっている。 「こんな友達で、ごめんね。」と言ったサト、それを受け止める橘の関係が物語る「底辺」って思いたくなる青春。秋元さんの想いの先回りも、西君の乙女心も、白田さんの空回りも、全部ひっくるめて、かけがえのない日常。北高生じゃないけど、JKじゃないけど、瞬きするだけで焼き付ける事が出来た当時を思い出し、懐かしく共感できました。やはり豊島ミホさんイイですね♪

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    とても初々しく瑞々しい。地方の共立高校に通う生徒達の青春小説。レモンのように酸っぱくほろ苦い青春。隣にいるような普通の高校生達。だからこそ共感できる。もうあの頃には戻れないと思うと淋しさを感じた。

  • おくちゃん🌸柳緑花紅 さん

    豊島ミホさん作品初読み。自分の高校生時代に思いを馳せたり、この連作短編集の中に私も居るように感じたりしながら、「檸檬のころ」を堪能しました。「ルパンとレモン」彼女が付けているレモンの香りのするリップクリーム。僕の唇に塗られ「秋元がくっついているみたいだ」キュン。「雪の降る町、春に散る花」大学受験、「もし落ちていたらキスしてくれる?」BGMは♪この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せてブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり下ってく〜♪精一杯の恋が酸っぱくて雪にキラキラ輝いていた。あの三年間を思い出す。

  • kishikan さん

    豊島ミホは、ふつうをかがやかす達人である。文芸評論家の高橋敏夫さんの解説の出だしはこう始まる。確かにこの本は、高校生のどこにでもあるような日常を本当に輝くように(輝いていたかのように)見せてくれる。でも自分のことを振り返ってみると、東北の雪深い片田舎の(それも小説のように北高という名の)高校に通っていた僕は、(東京人から見ればごく普通に見える)とんがった生活と、トんでるつもりだったけど、実はピュアだった恋と・・・。素敵なタイトルの連作のような7編。「雪のふる町、春に散る花」、あァ〜胸がいっぱいになるなぁ。

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豊島ミホ

1982年、秋田県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2002年「青空チェリー」で「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー

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