夏が僕を抱く 祥伝社文庫

豊島ミホ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396337766
ISBN 10 : 4396337760
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
追加情報
:
264p 15cm(A6)

内容詳細

ミーちゃんに再会したのは、夕立に降られて駆け込んだ渋谷のレコ屋の入口だった。昔一緒に田舎で虫を補ったり木に登ったりしていたミーちゃんは俄然大人になっていて、俺は彼女に夢中になった。しかし…。あんなに近くにいたのに、いつの間にか離れてしまった幼なじみ。それぞれの思い出の中にある、大事な時間と相手。せつない記憶を描く傑作短編集。

【著者紹介】
豊島ミホ : 1982年秋田県生まれ。早稲田大学在学中の2002年に『青空チェリー』で第1回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむー さん

    “幼な馴染み”をテーマにした初読み作家さんの短編集。略歴を見たら2009年に小説家として休業する前の最後の作品だったようですね。『よくできました』。六篇のうち一話だけが男性視点から描かれるが、どの話も尖った部分もふらつく迷いも女性らしい心理描写を下敷きに、幼馴染との微妙な安心感や思春期のつかみきれない苛立ち、肌で求める温もりとその虚しさが全編に描かれて、痛々しさと切なさに満ちる青春小説でした。タイトルの「夏」とは真逆にどこかウエットで薄暗い雰囲気は女性作家ならではか

  • マコポン さん

    幼なじみがいたら良かったなと思う作品でした。幼稚園までは異性の幼なじみはいたのですが、転居してしまったので今思うととても残念です。でも、なかなかこんな風にはいかないな。たぶん。

  • dr2006 さん

    異性の幼馴染をテーマにした短編集。潜在的な憧れや恋しさを、潜在的に維持しようと自分の中に押し込めるのに、時期がくると環境が変わりほどけてしまうような儚い関係。大人になって暫くし、その甘酸っぱいキモチの理由と意味と大切さに気が付く。偶然再び出会って本物の恋愛に昇華することもあるが希だ。引用略「また遊びに来ていい?頷くその幼馴染。私の訪れがそんなに嬉しいくらい、彼は淋しいのかと思って胸に痛みを感じた。」幼馴染の定義と解釈を秀逸なストーリーで教えてくれる作品群。豊島ミホさんの檸檬色の世界観、とても好きだ。

  • ねむねむあくび♪ さん

    カンカン照りの青空、白い雲が作り物のように浮かんでいる。ベランダで風に洗濯したシャツが踊るのを横目に、床にペタリと寝そべりながら、読了。幼なじみがモチーフの短編集は、夏を味わうのにぴったりだった。

  • takaC さん

    幼ななじみっていいね。ずっと「なつがぼくをいだく」だと思っていたが、「なつがぼくをだく」が正式名称なのかな?二音だと収まりが悪いと思うけどな。文庫版あとがきと解説(綿矢りさ)の付加価値は高いけど、装丁は個人的には単行本の方が好き。

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豊島ミホ

1982年、秋田県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2002年「青空チェリー」で「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー

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