ことばを生み出す三角宇宙 朝日文庫

谷川俊太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022646361
ISBN 10 : 4022646365
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,238p

内容詳細

日々の生活のこと、書くという仕事のこと、現在日本のことばや作家たち、そして死という問題など、詩人、元編集者の文筆家、小説家がさまざまに語り合う。ジャンルや世代の違う三人が、深く鋭く、時にユーモアをもって、ことばへの思いと創作の秘密を明かした本。

目次 : 三角宇宙(ふつうの「生活」/ 書くという「仕事」/ 考えかたとしての「死」)/ それぞれの宇宙(吉本ばななの宇宙/ 谷川俊太郎の宇宙/ 高田宏の宇宙)

【著者紹介】
谷川俊太郎 : 1931年東京都生まれ。詩人。52年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。96年に朝日賞、2010年に『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞を受賞

高田宏 : 1932年京都府生まれ。文筆家。雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。78年に『言葉の海へ』で大佛次郎賞と亀井勝一郎賞、90年に『木に会う』で読売文学賞受賞

吉本ばなな : 現在の表記は、「よしもとばなな」。1964年東京都生まれ。小説家。87年「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • masa@レビューお休み中 さん

    作家たちの対談集である。三人三様というよりも、当時まだ25歳であった吉本ばななという希世を取り囲んで、大御所のおじさま、谷川氏、高田氏が料理をするという構図に見えてしまう。そこも、仕事での対談ではなく、あそびの余白としての語りなような気がしてしまうのだ。それがまた会話の妙であり、作家同士のことばあそびなのだろうな。相手から何を引き出すか、どう突っ込みを入れるか、そんなことばの駆け引きをしている様が見ていて心地よい。

  • へくとぱすかる さん

    詩人・編集者・小説家とそれぞれの立場から、今までの経験やことば・文章についての感覚を鼎談していく。詩を書く人と小説を書く人の、関心のあり方がちがうという論に、考えさせられるところがあった。出来事への関心をもって、聞こうとするのはやはり小説家の態度のようだ。1994年発行の本の文庫化なので、20年の歳月の流れをやや感じるものの、話し合われたことは今もそうだな、と納得できそう。

  • イワハシ さん

    詩人・元編集者・若手作家(当時)の鼎談。年長者が若手(しかも女性)に「これってどうなの?」とマウントをやる本だが、思ったより嫌な感じはない。参加者が皆聡明だからかな。谷崎のことばはさらさらしていていい。

  • Yoko Nakajima さん

    詩人、文筆家、小説家。ジャンルや世代の違う3人が集まって、深く鋭く、時にユーモアーをもって、ことばへの思いと創作の秘密を明かした良本。その言葉を紡ぐ人達の鼎談の中で『軽いことばといっても、「羽毛」のようにただ風に吹かれて浮いている軽さと、「鳥」のように生命が宿っていて、そこには意思もあり、欲望もあって、それで空に浮かんでいるような軽さがある(P97)」という言葉が胸に残った。それから過去を振り返り「あのひどい時期を生き、生き延びてほんとうによかった。そして正直になってよかった。そう思います」という言葉も。

  • ちいこ さん

    20年以上前の本を復刻させたそうで…。 でも読み応えはありました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

谷川俊太郎

1931年生まれ。詩人

プロフィール詳細へ

谷川俊太郎に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド