総特集 諸星大二郎 異界と俗世の狭間から 文藝別冊

諸星大二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309977638
ISBN 10 : 4309977634
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
202p;21

内容詳細

あの手塚治虫から「彼は漫画の天才」と言わしめたという実話をもつ、鬼才漫画家・諸星大二郎を丸ごと一冊大特集。幻の未発表作『恐るべき丘』完全掲載、仕事場&本棚紹介ほか豪華絢爛!

●巻頭カラー8P 美麗イラストギャラリー
●諸星大二郎 2万字 ロングインタビュー
〜「現代の神話」を語り続けて〜

●特別寄稿

萩尾望都
山岸凉子
江口寿史
星野之宣
吾妻ひでお
高橋留美子
伊藤潤二
高橋葉介
藤田和日郎

●リスペクトインタビュー 細野晴臣

「日常に潜む何かを描かせたら、諸星さんは世界一だと思う」
音楽家・細野晴臣が熱烈に語る、諸星大二郎へのリスペクト論。

●幻の未発表マンガ

1972年執筆。雑誌にも単行本にもどこにも掲載されたことのない幻の作品。
「恐るべき丘」全32ページを完全掲載。

●仕事場&本棚紹介

奇妙で壮大で妖艶な作品群の「舞台裏」に潜入!
愛用の筆記具から仕事場の本棚まで、カラー8ページで徹底紹介。

●諸星マンガのシナリオ初公開

諸星大二郎は、マンガを創造する際、まず最初の手順としてシナリオを執筆している。
セリフも物語も、ほぼシナリオの段階で固めている。
「ロトパゴイの難船」「栞と紙魚子 本の魚」「西遊妖猿伝 伊吾城の章」。
上記3作品の貴重なシナリオを本邦初公開!

●アイデアノート大公開

マンガの構想を練りながら、諸星大二郎が初期の段階に書き留めた
「Gの日記」「海神記」のアイデアスケッチを一挙公開!

●評論 「諸星大二郎と人類学」

1.【対談】 諸星大二郎×呉智英 「諸星大二郎の神話世界」
2.「人類学」で読み解く諸星大二郎  文・都留泰作
3.「民俗学」で読み解く諸星大二郎  文・香川雅信
4.「中国文学」で読み解く諸星大二郎  文・福嶋亮大
5.諸星作品を読み解くためのブックガイド

●ショートマンガ 

単行本未収録のショートギャグ。
「マッド・ダックス」「マッド・マルクス」「マッド・ソックス」「マッド・ボックス」

●キャラクター事典60

●主要50作品 徹底解説
●全290作品リスト

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こら さん

    諸星大二郎との初邂逅はゲームだったか…その後、漫画を読み伝奇だけでなくアクション、ギャグも素晴らしく、気付いたら諸星宇宙に浮かんでいた、このムックでも、萩尾望都はじめ山岸涼子、高橋留美子、藤田和日郎等の大御所が諸星の魅力を活き活きと語っている。まさにミュージシャンズ・ミュージシャン。「唯一無二」とは彼の為にあるのではないだろうか。

  • アズル さん

    諸星大二郎のムック本。ご本人への二万字インタビューや大二郎ラブな漫画家たちからの寄稿、細野晴臣のインタビューなど。現在、諸星大二郎に首ったけの私にとって、垂涎の一冊でした。南信長さんがキャラクター辞典や仕事場訪問の執筆をされています。どこかで聞いたことがあるお名前だな、と思ったら、西原理恵子さんやゲッツ板谷さんの編集担当をされていた方でした。ゲッツさんからは「インテリやくざ」とも称されていました。

  • にゃんころ さん

    諸星大二郎ファンなら十分に楽しめる1冊。特別寄稿が個人的にはイチオシ。大きな影響を与えた人なんだと改めて感じます。「幽」掲載作品は未チェックだったんで、少し探してみようっと。

  • Bo-he-mian さん

    現在では増補版が出ていて、本書は「旧版」の方でござるが、諸星大二郎もいつかは読まねば…と考えるも、どこから手をつけたらいいか判らなかった当時に購入した。もう10年近く前になるのか・・・(遠い目)、そして、ようやく今に至り諸星作品を読み始め、その面白さに舌鼓を打っている次第。諸星氏のロングインタビューをはじめ、星野之宣、萩尾望都、山岸涼子、高橋留美子、吾妻ひでお、江口寿史・・・etc、etcといった早々たる面々による、リスペクト寄稿。「漫画家が憧れる漫画家」の意がビンビン伝わってくる濃厚な一冊だ。

  • ぐうぐう さん

    諸星大二郎を堪能できるMOOK。冒頭の2万字ロングインタビューでの諸星は、インタヴュアーの意気込みとは別に、「何でしょうかね、これは」とか「どうでしょうね」とか、曖昧な答え方が多いのが印象的だ。それは、言葉で説明できるのなら、漫画にはしていないということなのだろう。諸星の漫画は、漫画でしか表現できない、つまりは漫画としか呼びようのないものなのだ。特別寄稿している、錚々たる漫画家達が、敬愛の情たっぷりに諸星漫画をオマージュしていることでも明らかだ。

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人物・団体紹介

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諸星大二郎

1949年7月6日、東京都出身。1973年、「不安の立像」で商業誌デビュー。1974年、「生物都市」で第7回手塚賞を受賞。以後、数々の作品を意欲的に発表。1992年、「僕とフリオと校庭で」「異界録」で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2000年、「西遊妖猿伝」で第4回手塚治虫文化賞・マンガ大賞を

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