うたかたの日々

諏訪哲史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833120937
ISBN 10 : 4833120933
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
追加情報
:
240p;19

内容詳細

バラエティーにとんだ文体が奏でる異色エッセー集。「毎日夫人」「西日本新聞」掲載の人気コラムも収録。

目次 : 1 スワ氏文集(弟のこと/ 爺さんと婆さんの会話/ 平成貧窮悶倒歌 ほか)/ 2 西向くサムライ・その他のエッセー(お父さん、お父さん/ 電子が生んだ「氷の世界」/ 夢のたまごかけごはん ほか)/ 3 うたかたの日々(空想のくちづけ/ 卒業証書は領収書?/ 僕は本が欲しかった ほか)

【著者紹介】
諏訪哲史 : 作家。1969年名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。2007年小説『アサッテの人』(講談社)で群像新人文学賞・芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hirayama46 さん

    主に新聞に書かれたエッセイを集めた一冊。パロディなども旺盛に取り入れてますが、まさか般若心経のパロディまで出てくるとは思いませんでした。朝日新聞名古屋版、豪気ですね。面白かったから良いのですが。躁うつ病はきっと、ぼくが想像もできないくらい大変なのだろうな……。

  • sukham さん

    @スワ氏の物書き・作家としての論・意見・見解というよりも一人の個人としてのコラムとして私は読んだ。A「般若腹イタ心経」🌿痛快無比、ムヒは腹痛には効かない。梵語の謎解き?!仏陀則ち覚者は寛容ならん。B「体罰はない方がいいと思う反面、言葉の暴力まで根絶しろという世論の膨張には溜息が出る」…ほぼ同感。差別用語を規制しても差別若しくは差異・優劣そのものが雲散霧消するわけではない。生まれ落ちて与えられた「貧富・容姿・体力・(殊に)芸術的才能」🌿子供にはそもそも選択権が無い。Cニホンゴ…じいじ≠じじい i の位置

  • ひるお さん

    連載エッセイ「スワ氏文集」「西向くサムライ」「うたかたの日々」と、その他のエッセイを収録した随筆集第2弾。名古屋文化圏で生まれ育った身には、名古屋周辺の文化、特に言葉が活字になっているというだけで感慨深く、どこかこそばゆい。軽妙洒脱で変幻自在なエッセイは笑えるだけでなく、現在の日本に関する鋭い指摘にも満ちている。実際に日々連載を楽しみにしていた媒体もあり、読んでいくと明らかになるご病気の事実には胸が痛んだ。早く元気になってなどとは口が裂けても言えない。スワ氏が少しでも楽に、生きやすく過ごせることを願う。

  • んちょちゃん さん

    エッセイだけは未読のままだったと思いだし拝読。 おばあちゃんの話などコメディなものから、反戦、現代論などのシリアスなものまで多方面の話題を扱い、かつ、口語調、古文、辞書風など、これまた広い文体で織りなす一冊。 エッセイとして読み進めた最後の章、躁鬱の「躁」の中でしか書けない作家の、限りなく「鬱」に近い状態で(ある意味ニュートラルといえるか)書き出したのだと予測するが、 エッセイにしてはあまりに美しい旋律であり、まさに「泡沫」の最後を締めてきたなという印象。 恩師を思い、つい涙。

  • ネクサス さん

    大好きな著者の、名古屋版の新聞に掲載されたエッセイを読んだ。ユーモアのセンスが感じられる日常雑感が多く、社説風なものは著者の主張がはっきりと伝わってきたが、いずれも巧みな言葉遣いのある文章で味わい深かった。自分は著者と年齢が近いので懐かし話で共感できたし、名古屋に住んでる方も楽しさは倍増されることだろう。

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