阪急ブレーブス 勇者たちの記憶

読売新聞阪神支局

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120052323
ISBN 10 : 412005232X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
432p;20

内容詳細

パ・リーグを10度制し、日本一に3度輝いた名門球団は、1988年、身売りという最後を迎えた。常勝軍団といわれながら、打倒巨人に燃えた反骨の集団は、伝説の彼方へと消えた。盗塁王福本、エース山田をはじめ、個性派集団と言われたガッツの塊のような選手たち。彼らを支えた情熱溢れる球団関係者。勇者たちの語りであの黄金時代がよみがえる。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom さん

    今はプロ野球に全く興味はないが、子供の頃、阪急ブレーブスのファンだった。ホークスやバッファローズの名が残る南海、近鉄と違って、ブレーブスは記憶の中にしかない。でも、パワハラ、忖度など、組織と人のあり方が大きく揺らぐ現代において、この球団の物語には多くの示唆がある。監督の人間的な魅力、組織に媚びずに黙々と自らの役割を全うする個性派集団の選手たち、裏方のプライドとそれへの感謝、応援する人たちの温かさ。この本は、そんな一人一人を丁寧に描いて、何度も涙が出そうになる。昭和とともに、こういう組織の時代が終わった。

  • 遊々亭おさる さん

    大観衆が熱狂する甲子園の程近くにある西宮球場では閑古鳥が鳴く客席のなか、ひたむきに勝利を追いかけて汗を流す男たちの集団がいた。阪急ブレーブス。球界のお荷物だった暗黒期から常勝軍団として名を馳せた黄金期を経て、身売りであっけない終焉を迎えた1988年まで影に日向にチームを支えた男たちの熱きドラマ。記録にも記憶にもその名を刻む名選手ばかりではなく、縁の下の力もちである裏方や応援で選手を鼓舞した応援団など有形無形の力でチームを支えた者たちにも光が当たっている。プライドを捨て道化に徹した男は私のヒーローとなった。

  • yukalalami さん

    かつてあった西宮球場を本拠地としたブレーブスの栄光の時代を彩った熱き指揮官、個性派揃いの選手達、応援団長やマネジャー、スコアラー、トレーナーなどの裏方まで丁寧に取材しエピソードをまとめた1冊。全ての人にドラマがあり皆素晴らしい勇者であった。

  • nishiyan さん

    読売新聞阪神版・三田版での連載を書籍化にあたり加筆・修正したもの。福本豊さんで始まり、山田久志さんで終わる構成は阪急ブレーブスの黄金期を象徴しているような作りである。どの章も当時の選手や球団の様子を描き出しており、いずれにも西本幸雄監督の話題が出てくるのはさすが西本監督と思った。本作の一番の読みどころは球団マネージャーを務めた浅井浄氏やスコアラーの金田義倫氏など裏方を取材した章だろう。選手以外の視点で語るというのは実に面白い。身売りから30年以上が経ってもこうして語り継がれることは年寄りには嬉しい。良書。

  • みなみ さん

    新聞の連載をまとめた一冊。阪急ブレーブスの選手、裏方、応援団など、球団に関わった人たちの回想録である。冒頭が福本、ラストは山田久志。やはりこの二人か。マスコットキャラクターに入っていた島野も取り上げられている。複数の章に出てくるブレイザーも印象深い。そして、やはりというか、阪急でもブレーブスでもない、西宮球場も離れた球団は別物なのだ…西宮ガーデンズはつわものどもが夢の跡、なのだろうか。書籍の見返しの紙は阪急電車の色。また、阪急電車に乗りたくなった。

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