ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 角川文庫

角川文庫編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041015650
ISBN 10 : 4041015650
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;15

内容詳細

7月のある日、「郵便」を発見したぼくの、胸がきゅんとするやりとり―(「郵便少年」森見登美彦)。映画の撮影用に借りた家に住むことになった映画監督の息子の夏(「フィルムの外」大島真寿美)。浪人2年目の夏、青春18きっぷを片手に出かけたあてのない逃避行―(「ささくれ紀行」藤谷治)。夏をテーマに大島真寿美、瀧羽麻子、藤谷治、森見登美彦、椰月美智子が競作。まぶしい日差しの中、きらきら光る刹那を切り取った物語。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • hiro さん

    植物と同じく人も夏に大きく成長するということで、夏をテーマにしたアンソロジー。椰月さん、藤谷さんは初読み。あのアオヤマ君に再会できるモリミーの『郵便少年』は、ほっと文庫で既読。藤谷さんの『ささくれ紀行』はノンフィクション?。瀧羽さんの『真夏の動物園』は瀧羽さんらしい京都が舞台。大島さんの『フィルムの外』は舞台設定が新鮮だった。大島さんの『三泊四日の・・』は、沖縄の離島にサマーツアーでやってきた中二の6人が2組に分かれて対立するが・・。沖縄の照りつける太陽、青い海と熱い風を感じる最も夏らしい作品だった。

  • KAZOO さん

    森見さんの作品が収められているので読んでみましたが、これは夏休みの中高生あるいはヤングアダルト用の読み物のアンソロジーでした。森見さん以外は知らない作家さんで初めてでした。内容は若い人向きですが私のようないい大人が読んでも昔を思い出すような作品もあります。楽しめました。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    森見登美彦、大島真寿美、椰月美智子、瀧羽麻子、藤谷治、五人の作家が描く夏の刹那。森見氏の『郵便少年』は「ほっと文庫」で既読であった。再読となったが、やはり良い。五人の中で抜きん出ている。文章も、物語の世界観も、読後感も最高だ。森見氏の前に他はかすんでしまった感があるものの、その中でも瀧羽麻子氏の『真夏の動物園』、藤谷治の『ささくれ紀行』はよかった。読んだ刹那、私にも経験のある若き頃のモヤモヤした夏の空気が蘇った気がした。

  • barabara さん

    さらさらと書いてるようで、どれもさすがの実力派、ひとなつの爽快感をもらいました。一番印象に残ったのは、「三泊四日のサマーツアー」。心と金の余裕がある家庭はファミリーで海外にでも行くところが、一人で沖縄?離島に行かされる…これはちとあり得ないかな。「フィルムの外」。忘れられないだろうな〜!自分がこんなひとなつを送ったら!誰でも離人感覚ってあるが、それを何処か現実感がない真夏にゆらゆら考えるそのシチュエーションもたまらないな。完

  • kishikan さん

    「ひとなつの。真夏に読みたい五つの物語。」というタイトルと、好きな著者の勢ぞろいに魅せられて、本屋を巡る。誰もが同じ思いなのか、いつもの店には在庫はなく3軒目にしてゲット。森見さんの「郵便少年」他、瀧羽さんや大島さんなど、5人の既発表の短編。実体験としては決してこんなことは起きないだろうけど、どこか遠い昔にこんな風に思ったひと夏の体験はあるものだ。そんな胸の奥にしまった、記憶をくすぐる数珠の物語。8月はもう一週間もないけど、2014年の夏を締めくくる本になりそう。・・・思ひ出は摩天楼の彼方の夏祭り・・・

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品