危機の思想

西部邁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784757142763
ISBN 10 : 4757142765
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
259p;20

内容詳細

戦後の日本文明を危機の臨界線まで連れ出した「3.11大震災」を文明論の視野で解釈し、国家論の方向で解決することを目指す。保守思想家9人が、この「危機の本質」を真正面から問いなおす。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Hitaka さん

    新自由主義の楽観さ。進歩主義の反省のなさ。大震災、原発事故と、誇張でない未曾有の危機があってもなお日本の主流が何も変わっていないのは本当に己の思想まで立ち戻って見直さなかったことに原因があると思う。絆が大事だと思った?結婚が増えた?その思いと現象がどこまで継続したのか。 本書は保守派の著者が並んでいるから読み手によっては全く逆のことを思うかもしれない。思想の話をするときはそれでもいいと思う。最悪なのは何も考えようとしないことだ。

  • ひでき さん

    西部邁の文体は読みづらく、行き過ぎの感がある。それに対して、各筆者の論は冷静にこの危機に対する分析・提案を具体的に行っていて大変面白かった。 佐伯さんの行き詰った近代主義の戦略的な見地から見直しとして「脱近代主義」「超近代主義」の中庸をとる姿勢や、関東大震災を振り返りながら、新自由主義がこの危機の底流にあることを的確に述べる中島、そして、戦後日本のショック・ドクトリンから50年を過ぎた今、新たなショック・ドクトリンが頭を擡げていると警鐘をならす中野など若い論客が小気味いい。

  • マチコ さん

    図書館利用。

  • マウンテンゴリラ さん

    全体的な内容は、先に読んだ『文明の宿命』と重複する部分もあったが、今こそ設計主義やショック・ドクトリンといったまやかしの政治ではなく、真の保守思想に基づいた力強い政治が必要であると感じさせられた。特に藤井聡氏の技術と覚悟という論考には、共感させられる点が多かった。絶対に安全な技術など有り得ないということを肝に銘じ、覚悟を持ってそれらを推進する、または破棄するという姿勢が、開発側だけでなく受け入れ側にも必要であると感じた。

  • 夢仙人 さん

    西部さんは相変わらず過激で難しい言葉を使っている。佐伯さんのパラダイムシフトは面白い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

西部邁

1939年、北海道生まれ。思想家。東京大学教授、秀明大学教授・学頭、雑誌「発言者」主幹、「表現者」顧問を歴任。著書に『経済倫理学序説』(吉野作造賞)、『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』(サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『ファシスタたらんとした者』ほか多

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト

  • 作成者:望月ハルヒさん