どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由

西部邁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864880121
ISBN 10 : 4864880123
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
269p;20

内容詳細

領土問題、基地問題、原発、天皇制、経済不況、家族崩壊―思考を巡らせなければ語ることの困難な事実というものが、ある。この国を覆う無思想を徹底批判。

目次 : 現代の「腐儒」は左翼的良心/ 「腐れ」から身を守るにはどうすればよいか/ 左翼はいかなる意味で愚かしいか/ 近代を「模代」と呼び替えてほしい/ 革命という妄語、空語、虚語/ 造反有理は無理もいいところ/ 「国家への反逆」が「故郷の喪失」をもたらす/ 伝統を軽んじるから言葉が塞ぐ/ 天皇へ涜神を歴史の否定に利用するな/ 「死ねないのが死ぬほど辛い」こともある/ 平和とは「強者による平定」のこと/ 国防を背に負えば「核」も胸に抱きうる/ 国民の自立する地盤は領土である/ 私の敵あ「大衆人と専門人」の連合軍/ 「民」は「主」になってはいけなかったのだ/ 管理できないのに創造されつづける危機/ 実存がない、伝統もない、活力はさらにない/ 「日本の保守」そして「ジャパンの改革」といかないものか

【著者紹介】
西部邁 : 1939年北海道生まれ。東京大学卒業。88年に東京大学教養学部教授を辞し、現在、評論家。『経済倫理学序説』(83年、吉野作造賞)、『生まじめな戯れ価値相対主義との闘い』(84年、サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(2009年、芸術選奨文部科学大臣賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 姉勤 さん

    昨今の表面化した外圧によって、いわゆるリベラルなものがあぶり出てきたように見えたが、これに対するカウンターにしろアンチにしろ、そのサヨクに気触れている変種、亜種でしかない、と。それらを全否定すれば村八分となるほど、日本社会に浸透している。 それらの旗ふりたる既存メディアや学者に不快を感じる自分も、テクノカルト(技術教信者)の一人である事が判ってしまった。 「信じると仮に考えてみる」というスタンスは気分に流されない処方箋。 義侠心、仁侠的なものこそ、禍々しい左翼の真のカウンターになる思う。

  • スーさん さん

    日本には所謂「保守派」と呼ばれる人達がいる。彼らは左翼を批判することを生業にしている。左翼へのアンチなのだ。しかし本来の「保守」とは、単純な左翼へのアンチとは、当然ちがう。しかも彼らは、アメリカからの輸入品である価値感には、ほとんど懐疑してみせることもしない。そういう意味では、彼らは十分に「左翼的」なのだ。そう考えてみると、日本の戦後とは、左翼の内輪もめ以外のなにものでもなかったわけだ。本当、とんだ悲喜劇だ。私よりも半世紀以上長生きしている著者に、強く同情する。それにしても、本書のタイトル、素晴らしいな。

  • Mark X Japan さん

    相変わらず、著者の本は難解です。よく噛みしめるように読まないといけないです。良く理解できた章もあれば、消化不良気味の章もありました。まだまだ、勉強や修養が足りないことを実感しました。己の未熟さを克服し、再読して理解できるように頑張りたいです。☆:4.0

  • matsu04 さん

    このオジサンの主張はとても面白い。

  • アサペン さん

    左翼というと限定的だけど、一般的な感じで言うと無思想とか、ミーハーな人たちに大しての反対意見。いつも説教臭く感じないのが著者の素敵なところだと思う。

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西部邁

1939年、北海道生まれ。思想家。東京大学教授、秀明大学教授・学頭、雑誌「発言者」主幹、「表現者」顧問を歴任。著書に『経済倫理学序説』(吉野作造賞)、『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』(サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『ファシスタたらんとした者』ほか多

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