西脇順三郎コレクション 第1巻 詩集1

西脇順三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766413717
ISBN 10 : 4766413717
フォーマット
発行年月
2007年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,372p

内容詳細

西脇順三郎の没後25年を記念して、今なお「覆された宝石」のように耀き続ける珠玉の詩、詩論、エッセイを精選するシリーズ。本巻には、詩集の「Ambarvalia」「旅人かへらず」「近代の寓話」を収録。

【著者紹介】
新倉俊一 : 1930年生まれ。慶應義塾大学卒。フルブライト留学生としてミネソタ大学大学院に留学。明治学院大学名誉教授。西脇順三郎の全集や定本全詩集のテキストの校訂をはじめ、英詩集の翻訳に携わる。著訳書『詩人たちの世紀―西脇順三郎とエズラ・パウンド』(みすず書房、ロゲンドルフ賞)、『ピサ詩篇』(みすず書房)、『評伝西脇順三郎』(慶應義塾大学出版会、和辻哲郎文化賞、山本健吉文学賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のうみそしる さん

    未来・超現実主義的な方法でギリシャ・ローマに接近した初期の傑作と、戦時中の西脇の淋しき。それにしてもいろいろなものに造詣が深すぎる詩神・西脇。自分も西洋神話に慣れ親しんでいればambarvaliaはもっと味わい深かっただろう。 『淋しく感ずるが故に我あり 淋しみは存在の根本 淋しみは美の本願なり 美は永劫の象徴』 『露の旅は無情の天地 日天月天の間にすだく 生命の時間今日も過ぎ行く』

  •   さん

    何度目かの再読。やっぱり、初期は手に余る。隠喩的な強度によってもうひとつの世界を創造しているが、言葉だけが浮き上がってしまって、ただただ目が滑ってしまう。もちろん、この初期が最高だと言う人がいても不思議ではないけど、自分はやはり『旅人は帰らず』の隠喩から換喩への切り替え、豊穣から衰弱への転回の方が理解しやすい。これは、日本人離れした初期と比べると「わびさび」の日本人好みというのもあると思うんだが笑 しかし、モダンな連中の戦時下における日本回帰と重なり合いながらもズレているのが西脇順三郎の面白さだと思う。

  • ふたば さん

    眩い情景がとぎれとぎれに頭の中に浮かんでくる。遠くにいるはずの誰かの肌だとか、自分の足元のあたりにあるはずの宇宙だとか、この世界にとてもよく似ているけれど薄い膜で隔てられている違う世界だとか、色々な所に瞬時に連れて行ってくれる。どきどきした。あと、西洋古典の知識がある人なら絶対に楽しいよね、という作品も多くてにやにやしてしまった。

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西脇順三郎

1894・1・20〜1982・6・5。詩人。英文学者。新潟県生まれ。慶応義塾大学卒。画家を志し上京するも断念。1922年、渡英。英文詩集を出版後、帰国し、慶大教授に就任。「詩と詩論」に拠り、新詩運動の中心となるも、軍国主義の時代は詩筆を断つ。戦後、47年に14年間の沈黙を破り『旅人かへらず』を発表。

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