仔羊たちの聖夜 幻冬舎文庫

西澤保彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344412125
ISBN 10 : 4344412125
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
419p;16

内容詳細

クリスマスイヴの夜、一人の女がマンション最上階から転落死した。偶然、現場に遭遇した匠と高瀬。状況は自殺だが結婚式を控えた彼女に動機はなかった。ならば殺人か?事件を調べる二人は五年前にも同じ場所での高校生の飛び降り自殺を知る。一年後、三たび事件が。今度は二人の親しい友人だった…。本格ミステリの醍醐味を味わえる傑作。

【著者紹介】
西沢保彦 : 1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大学助手を経て95年、トリックの限りを尽くした本格ミステリ『解体諸因』で衝撃デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    面白かったけれども、今作のタカチはかなりパーソナルな部分を出しており、共感出来きれずにしらけてしまい、途中読むのがキツイ時もあった。自身の経験を投影させすぎて他人の裏を勝手に読んでやたら攻撃的になる陰のある女子大生って、あまり関わりたくない。そういった諸々が物語に説得力を持たせるために不可欠なパーツであったりするが、最後の真相が絶対的な証拠に固められた唯一無二のものとはいえず、タカチが脳内妄想に酔いしれているだけ感も強い。タックの言葉が”重い”設定も前作までで全く感じられなかったのでピンとこない。

  • nobby さん

    タック&タカチBクリスマスイブに同じマンションで重なる転落死、その傍らにはプレゼントが落ちていて…局面変わり新事実が出た際に行われる推測合戦が実に楽しい♬ガッツリ論理的でありながら、明るいエロ混ぜてのやり取りで軽快に読める。あからさまに違和感を抱いた事柄の仕掛けはビンゴで得意げ(笑)最後に明かされる物語の起点となった墜落の真相は衝撃的…「そんな馬鹿な!?」と思わせながら、靴を揃えて上着もたたみ飛び降りる行動や“プレゼント”の意味を知り震える…タカチの背景など今後に繋がるべく匂わされる暗闇も気になるばかり。

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    タック&タカチシリーズの時系列で言えば三作目。この作品は元々、氏がデビュー前に賞に投じた「聯殺」というタイトルのリライト作品だそうで“殺意の連なり”という意味に取れるこの言葉に氏はよほど深い思い入れがあるようだ。自身の原点と語る今作は、とあるマンション最上階からの三つの墜落事件の真相にタックとタカチが挑むというもの。仮の真相に到達した時点ではまずまずという印象だったが、やはりそこでは終わるわけもなく真相は実にヘビー級の重さ。動機、内容、背景全て異なる三つの事件の連なりはまさに「聯殺」と呼ぶに相応しい。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    匠千暁その4。飛び降り自殺と見られる事件は自殺か他殺か?。今回はちゃんと?捜査して謎を解きます。親子関係は難しい・・・。

  • セウテス さん

    タック&タカチシリーズ第4弾。二人とボアン先輩が初めて出会った1年前のクリスマスイブの夜、1人の女性の転落現場に遭遇する。今回はタカチが探偵役、同じマンションから3人が転落する事件があり、それぞれに謎を提供しており、驚く程考えられた伏線の配置だ。3人目の事件は、ミステリ好きなら何度か目にするトリックの応用だが、女性の事件はかなり難しく想像が必要、やっぱりそうかとなった瞬間の感動は忘れない。私などは親の言う事を、もう少し聞いておけば良かった失敗したなぁと悔やんでいる方だが、作者の描きたい問題はかなり難しい。

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