殉愛 原節子と小津安二郎 講談社文庫

西村雄一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062936002
ISBN 10 : 4062936003
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
450p;15

内容詳細

原節子と小津安二郎の“恋愛”は存在したのか?―この永遠の問いに答える評伝の決定版。数々の傑作を残しながら六十歳で世を去った巨匠と、彼に殉じ、四十二歳で銀幕を去った“永遠の処女”。『晩春』『東京物語』をはじめ、名作の地を訪ね歩き、多くの関係者に取材して綴られた名作誕生秘話と“二人の真実”。

目次 : プロローグ パリの原節子/ 第1章 節子の誕生/ 第2章 紀子の季節『晩春』(一九四九年)/ 第3章 忍ぶ恋『麥秋』(一九五一年)/ 第4章 永遠の契り『東京物語』(一九五三年)/ 第5章 孝子の季節『東京暮色』(一九五七年)/ 第6章 秋子の季節『浮草』(一九五九年)/ 第7章 喪服を着けて『小早川家の秋』(一九六一年)/ エピローグ 円覚寺の小津安二郎

【著者紹介】
西村雄一郎 : ノンフィクション作家、映画・音楽評論家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、『キネマ旬報』パリ駐在員に。帰国後、映像ディレクターとして働く。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により佐賀新聞文化奨励賞を受賞。現在、佐賀大学で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Gen Kato さん

    小津安二郎と原節子の関係を、小津の映画を分析し関係者の証言を織り交ぜつつ考察した一冊。私生活の領域に立ち入り過ぎず、あくまで仕事を通しての論述が主だというあたり、小津、原両氏への敬意が感じられ、読んでいて心地よかった。こうした相手への「気兼ね」を忘れぬ態度こそ、小津が理想とし、原節子や笠智衆に演じさせた人間像なんだよなあ。名著です。

  • 駄目男 さん

    本来なら『純愛』と書くところを敢えて『殉愛』と表記するところに、二人の並々ならぬプラトニックな愛が存在するかのようなタイトルだが、果たして本当のところはどうなんだろうか。 殉愛とは愛に殉ずるということからして、余程深い思いがないとこうは言えない。 愛情の深みは尊敬と共にあるが、決して男女の一線は超えないということか。これは難しい。 映画監督と女優の結婚は決して珍しいことではないのに。 好きになったら自分の物にしたいというのが、これ人情。 私だったら原さんを目の前に普通の感情でいられるかどうか自信がない。

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西村雄一郎

ノンフィクション作家、映画評論家、音楽評論家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオ作品を演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により「佐賀新聞文化奨励賞」を受賞。現在佐賀大

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