言説・表象の磁場 シリーズ戦争と社会

蘭信三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000271738
ISBN 10 : 4000271733
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
266p;21

内容詳細

占領、戦中・戦後の世代間対立、ベトナム戦争、冷戦終結、インターネットの普及、そして福島原発事故といった社会変容のなか、戦争認識をめぐる正しさ/誤りはどのように変遷してきたのか。また、何が語られ、何が忘れ去られてきたのか。マスメディア、ポピュラーカルチャー、社会運動などの言説と表象から、「戦争の記憶の戦後史」を描き出す。

目次 : 総説 「体験」「記憶」を生み出す磁場―戦後と冷戦後の位相/ 第1部 拮抗する「反戦」と「好戦」(国民参加のファシスト的公共性―戦時デモクラシーのメディア史/ ミリタリーカルチャーの出版史―戦記・戦史・兵器を扱うことの苦悩/ 日本遺族会と靖国神社国家護持運動)/ 第2部 戦争体験論のポリティクス(「戦中派」とその時代―断絶と継承の逆説/ 小林金三と「満洲国」建国大学―『北海道新聞』論説陣を支えた東アジアの視座/ 沖縄戦記と戦後への問い―「本土」への懐疑と希求)/ 第3部 冷戦後の社会と前景化する記憶(被害と加害を再編する結節点としての「戦後五〇年」―国境を越えてゆく戦後補償の運動と言説/ ネット時代の「歴史認識」―「慰安婦」「靖國」の争点化から「ネット右翼」へ/ 原発災害後のメディア言説における「軍事的なもの」―「感謝」による統合とリスクの個人化)

【著者紹介】
蘭信三 : 1954年生。大和大学社会学部教授。歴史社会学、戦争社会学

石原俊 : 1974年生。明治学院大学社会学部教授。歴史社会学、島嶼社会論

一ノ瀬俊也著 : 1971年生。埼玉大学教養学部教授。日本近代軍事史・社会史

佐藤文香 : 1972年生。一橋大学大学院社会学研究科教授。ジェンダー研究、軍事・戦争とジェンダーの社会学

西村明 : 1973年生。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。宗教学・文化資源学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KA さん

    森下達「ネット時代の「歴史認識」──「慰安婦」「靖國」の争点化から「ネット右翼」へ」。『戦争論』から『嫌韓流』への移行で「特権的な作家」が脱落し、「ナイーブな自己批判」視点の欠落は「アイロニー」を消滅させ、結果として小林がネトウヨと対峙する。なるほど「バックラッシュ保守クラスタ」の特権的なプレイヤーは現在もいるが(安倍元首相がまさにその筆頭なわけだけど)、たしかに「サブカル保守クラスタ」は小林以降に特権的な存在はいないなぁ。百田はここでは前者だろうし。これは多くの分野にも同様のことが言えそうですね。

  • cijimachang さん

    「語り」の社会的磁場を読み解き、戦争の「語り」における制約・忘却を可視化。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品