攻殻機動隊論

藤田直哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861828812
ISBN 10 : 4861828813
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
354p;19

内容詳細

サイバーテロ、AI、フェイクニュース、SNS、仮想空間、ポストヒューマン…。イーロン・マスクに影響を与え、30年前に予言し、ハリウッドを触発し、未来を創造し続けるSF。現実を進化させた、Seriesの作品世界を徹底解剖。その内在する力と日本文化の根本をえぐる、著者構想10年、畢生の書。

目次 : 第1部 超越と身体(原現実との邂逅―押井守『攻殻機動隊』『イノセンス』/ 創造的神話―士郎正宗『攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL』)/ 第2部 叛逆と体制(匿名の革命―神山健治『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』/ 大衆の体制―『東のエデン』『ひるね姫』)/ 第3部 真実と正義(陰謀と感染―『攻殻機動隊ARISE』/ 記憶と痕跡―ルパート・サンダース『ゴースト・イン・ザ・シェル』/ 超人類の民主主義―神山健治・荒牧伸志『攻殻機動隊SAC_2045』/ 『攻殻機動隊』の後継者たち)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 梅田 さん

    押井版映画や士郎原作、SACのみならずARISEや2045、果てはハリウッド版実写映画までをキチンと論じている真摯さにまず敬意を表したい。しかもそれぞれの評がきちんと全体の流れを作り出していて、かなり面白かった。2045を論じた章では、リアルタイムのコロナ禍や日本社会について悪い意味で筆が走りすぎている気がしたけど、筆者の個人的な心情がエモく吐き出されていることが後書きで懺悔されていて少しほっこりする。原作の読解はかなり刺激的で、知恵熱が出そうだった。

  • KA さん

    押井版第一作と原作第一巻、そしてハリウッド版の該当章のみとりあえず。ハリウッド版上映時に巻き起こった「ホワイトウォッシュ批判」批判に関して、まさに完全同意。そして映画の評価も同じである。このある種の失敗込みで作品を考えること自体はとてもスリリングなんだけどなぁ

  • iwtn_ さん

    広い範囲に影響を与えた攻殻機動隊について、映画、原作、アニメシリーズ、関連作品までを含めて解説した力作。ゴーストってそういう意味だったのか、が一番大きな得たものかもしれない。ホロン構造あたりは提唱者の本を読む予定。「機械の中の幽霊」が絶版なのは悲しい。ARISEと実写版も食わず嫌いしていたが、ひるね姫も含めて観ようと思えた。自分は高校の部室で原作漫画の一巻を読んだのが、このミームへの感染の始まりだった。SACは大学のときのアルバイト先で。ま、自分もオリジナルになれるかは不明だけど勝手にやっていく所存。

  • azu3 さん

    なかなかの力作で。半分はナナメ読み(小難しくて…)。SACと2nd.GIGはそれぞれ3〜4周は観ているが、改めて解説されると、ほぉ〜そうだったのか!という発見も。ARISE 、もっかい観てみよ。

  • satao さん

    面白くてどんどん読み進めてしまいました。シリーズが多いにも関わらず、それぞれ丁寧に言及しつつ、参考文献等も細かく記載されており頭が下がるなと思いです。子供の頃にSACを見て「アニメだけどほんの少し先の未来だ」と衝撃を受けたのが始まりですが、そこから10年20年を経ていろんな答え合わせをし続けている感覚です。作品に込められたメッセージが膨大にあると感じつつも、10%も受け取れてないだろうな…という気持ちがあったので、理解が深まり助かりました。自分でもケストラーや三島由紀夫について調べてみようと思います。

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