藤田嗣治 戦時下に書く 新聞・雑誌寄稿集 1935〜1956年

藤田嗣治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784623083619
ISBN 10 : 4623083616
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;20

内容詳細

一九二〇年代のパリで、独自の乳白色による裸婦で名声を確立した画家・藤田嗣治は、戦時下の日本で暮らし、“アッツ島玉砕”や“サイパン島同砲臣節を全うす”などの「作戦記録画」を手がけた。日中戦争から太平洋戦争へと続くこの時期、画作と並行して著作を新聞や雑誌に寄せている。本書では、戦時下の藤田の主要な著作を初めてまとめて復刻し、論考とあわせ、絵画と文章の相関関係から新たな藤田の戦争画像を浮かび上がらせる。

目次 : 第1部 日米開戦前―第二次世界大戦勃発に寄せて(着物/ 東京での今の暮らし―藤田嗣治がパブロ・ピカソに宛てた手紙 ほか)/ 第2部 仏印体験(仏印画信/ 仏印と日本美術―仏印巡回展本会派遣使節報告 ほか)/ 第3部 太平洋戦争勃発から南方戦線取材へ(南方派遣画家は語る/ 目で見た実戦彩管部隊座談会 ほか)/ 第4部 太平洋戦争後期(一路邁進の秋―戦争画への精進(上)/ われらの大使命―戦争画への精進(下) ほか)/ 第5部 敗戦後の日本へ(画家の良心/ ウナニミテを想ふ ほか)

【著者紹介】
林洋子 : 1965年京都市生まれ。1991年東京大学大学院人文科学研究科修了。博士(美術史、パリ第一大学)。現在、文化庁芸術文化調査官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かおりんご さん

    藤田嗣治が戦前戦中戦後に講演会で語ったことや雑誌等で書いたことをまとめたもの。戦争関連の書籍は、それこそ山にように読んできたけれど、従軍画家の話を読むのは初めてだったので大変興味深かった。どんな気持ちで絵に向き合っていたのか、どんな気持ちで戦地を見ていたのかが新鮮。砲弾を打ち合っていて、命がなくなるかもしれないときでも、『どうやったらあの色が出せるのか』と考えるところに、画家魂を感じる。戦後、戦意高揚の罪で批判される藤田だが、戦時下だと仕方がなかったと思うし、仕事に常に全力なのが藤田らしいと思った。

  • gua5113 さん

    戦中戦後の藤田嗣治の立ち位置がよくわかる一冊。それでもなお、日記が失われたことにより、彼の本意、彼が日本を捨てねばならなかった経緯の真相は、永遠に謎のままかも知れない。

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