オレンジ・アンド・タール 光文社文庫

藤沢周

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334748845
ISBN 10 : 4334748848
フォーマット
出版社
発行年月
2010年12月
日本
追加情報
:
16cm,248p

内容詳細

高校でアウトロー的存在のカズキは、スケボーに熱中して毎日を送る。今日も伝説のスケートボーダーのトモロウのところへ相談に行く彼の心に影を落としているのは、同級生が学校の屋上から落ちて死んだことだった。そして、目の前で事件は起きた。自分って何なんだよ、なんで生きてるんだよ―青春の悩みを赤裸々に描いた快作。

【著者紹介】
藤沢周 : 1959年新潟県生まれ。法政大学文学部卒。’93年「ゾーンを左に曲がれ」(「死亡遊戯」と改題)でデビュー。’98年「ブエノスアイレス午前零時」で第119回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hit4papa さん

    「オレンジ・アンド・タール」は、自分って何?という青春小説の定番テーマ扱った作品です。ホームレスの伝説のスケートボーダーが、悩める高校生たちのメンターとなって問題解決という美しさ。なんとなくの落ち着いちゃった感がとても気持ち悪い。全然リアルじゃありません。しかながら、同時収録の「シルバー・ビーンズ」は、ホームレスの視点から「オレンジ・アンド・タール」をなぞっていきながら、そんな不満をふっ飛ばしてくれます。二作品は関係は箱庭の中にある箱庭のよう。綺麗ごとだけで終わっていないところを評価したいと思います。

  • masa さん

    明日には世界に戻ってこれると信じて現実から飛び降りたキョウ。もう二度と今日には戻れないと知っていて現実からドロップアウトしたトモロウ。これはつまり今日(キョウ)と明日(トモロウ)の物語。現実とシンクロしようとしても無理で、ならばスポイルされまいと逸脱するためにもがいても無駄だ。うまく流されることすらできず現在進行形の世界ではクロノスタシスしてしまう。焦りと諦めの思考が渋滞。ずっと何者にもなれない。血とヤニの染みついたアスファルトをプッシュしてチクタク。どこにも逃げ道がないからオーリーするしかなかったのさ。

  • 100 さん

    なんか趣きの変わった本作を読み始めて、若者の描写のリアリティーの無さに驚きつつ、ちょっとがっかりしながら読み進める。と、突如のカウンター、を堪能してるとあれ?終わり?2篇なのかってさらに行くとそうくるかって感じもありつつ、藤沢周節発動でK点超え。

  • ほかほか さん

    オードリー若林がテレビでオススメしてたのを見て気になっていた。でも私にはさっぱり良さが分からず、好みが分かれるのかなと思う。腐った若者の気だるい物語という印象のまま終わってしまって残念。でももっと若さを謳歌して東京の真ん中で生きる少年のような人には面白さがわかるのかもしれない。田舎のおばさんには分からずごめんなさい。

  • TAKA さん

    若林が推薦するだけ確かに面白かった。実際目の前でダチが自殺したら病むよなあ。少年の表現が上手い。おどおどしたところとか目に精気がないあたりとか、キワキワの顔ってやつ。そりゃ心の回線がズレてしまうでしょう。「自分にまで背中向けたら、自分で自分、殺すようなもんだよぅ」都会の高校生って話で田舎の高校生ではこんな話にはならない。トモロウの生き方は共感ができない。

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藤沢周

1959年、新潟県生まれ。法政大学文学部卒業。93年「ゾーンを左に曲がれ」(『死亡遊戯』と改題)でデビュー。98年『ブエノスアイレス午前零時』で第一一九回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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