御堂関白記 藤原道長の日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 角川ソフィア文庫

藤原道長

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044072070
ISBN 10 : 4044072078
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,463p

内容詳細

王朝時代の事実上の最高権力者であり、光源氏のモデルとされる藤原道長は、どんな毎日を過ごしていたのだろうか。抵抗勢力のために機能不全となる朝廷、ごますり上手な武家の棟梁、道長政権の庇護者、漢詩文の隆盛、2人の妻、親王誕生、金峰山参詣、息子の出家―。本書は、道長の日記『御堂関白記』をわかりやすい現代語訳で読みこなす。道長のすがおを通して、千年前の日々が時空を超えて甦る。平安時代を知る基本図書。

目次 : 長徳四年戊戌(九九八)左大臣藤原道長三十三歳/ 長保元年己亥(九九九)左大臣藤原道長三十四歳/ 長保二年庚子(一〇〇〇)左大臣藤原道長三十五歳/ 寛弘元年甲辰(一〇〇四)左大臣藤原道長三十九歳/ 寛弘二年乙巳(一〇〇五)左大臣藤原道長四十歳/ 寛弘四年丁未(一〇〇七)左大臣藤原道長四十二歳/ 寛弘五年戊申(一〇〇八)左大臣藤原道長四十三歳/ 寛弘六年己酉(一〇〇九)左大臣藤原道長四十四歳/ 寛弘七年庚戌(一〇一〇)左大臣藤原道長四十五歳/ 寛弘八年辛亥(一〇一一)左大臣藤原道長四十六歳/ 長和元年壬子(一〇一ニ)左大臣藤原道長四十七歳/ 寛仁ニ年戊午(一〇一八)太政大臣藤原道長五十三歳/ 寛仁三年己未(一〇一九)僧行覚五十四歳/ 寛仁四年庚申(一〇二〇)僧行覚五十五歳

【著者紹介】
繁田信一 : 1968年生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。博士(歴史民俗資料学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゅてふぁん さん

    道長の日記(の解説)を読む限り学問や詩には明るくなかったようで、文章の間違いが指摘されていて面白い。毎日忙しなく動いてる様子や政敵に嫌がらせをしている様子が伺えて、当時の宮廷内の様子を想像(妄想!)しながら読むと楽しさ倍増。文学作品を読むよりも、貴族の日記を読んでその時代に思いを馳せる方が面白いかもしれない、と思いながら読了。

  • しゅてふぁん さん

    道長自筆の部分が少なからず含まれている『御堂関白記』。そんな貴重なものなのに『何やらおかしな漢文』と解説(当時の男性の日記は全て漢文)されていておもしろかった。どうやら道長は漢字や漢文が苦手だったらしい(笑)訳文、読み下し文、寸評、原文(白文)の順で書かれていて(当たり前だけど)原文はただ漢字が羅列されているだけで、難しいを通り越してちょっと笑えた。男性の日記は息子や孫に残す政治的な記録だけあって、女性が書き残したものとは随分と違うなぁ。私は女性が書いたものの方が面白くて好きだな。

  • Kouro-hou さん

    王朝時代の最高権力者、藤原道長の直筆が残る日記「御堂関白記」の抄訳解説。当時はネットもアーカイブも無かったので子孫にいろいろ伝えるためにも日記を書くのは重要だった。しかし道長様は日記をサボる、愚痴る、文法がおかしい、人名の途中で書くのをやめる(不気味)、一条天皇崩御を「萌給」とか書いてしまう。萌えてどうする!そんな生々しい平安貴族の正しい日常が、当時の風習を交えて綴られていていろいろと興味深い。編者の繁田先生も遠まわしに学が無いと言いつつ温かい視線を送っています。今やユネスコ記録遺産。萌えますね。

  • まみこ さん

    来年の大河が道長周辺なので、読んでおこうと手にしました。この王朝時代はよく題材になるので、大変読みやすかった。永井路子さんの「この世をば」がまた読み返したくなった。手持ちの「この世をば」は母からもらったものでだいぶ傷んでいるので、来年大河のタイミングで再版してくれないか期待している。道長は漢文にあまり精通していなかったようで、何度も文法や漢字の間違いが指摘されていた。世襲のお坊っちゃん貴族の学力はこのようなものだったらしい。

  • Tanaka9999 さん

    御堂関白日記からピックアップして現代語訳、読み下し文、解説、白文を並べたもの。3巻からなる現代語訳版は持っているのだが、多くが無味乾燥であまり面白くなかった。もちろん、ここでピックアップされたものは、現代語訳版でも分量があって興味深かったのだが。という訳である程度背景もわかるこの本は題名どおりビギナーズの入門版。やはり他の平安貴族の日記ものも読んでみたい、、、かも。

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