僕たちはなぜ取材するのか 極私的取材の世界

藤井誠二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784774406374
ISBN 10 : 4774406376
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
追加情報
:
286p;19

内容詳細

目次 : ノンフィクションで「食」を記述する方法(中原一歩×藤井誠二)/ 「私」を全面展開するノンフィクションの取材とは(上原善広×藤井誠二)/ なぜ人がやりたがらない取材対象を選ぶのか(安田浩一×藤井誠二)/ セッションのようなインタビューは可能なのか(尹雄大×藤井誠二)/ 私がヤクザを取材した理由(土方宏史×藤井誠二)/ 取材とはつねに残酷で私的なものである(森達也×藤井誠二)

【著者紹介】
藤井誠二 : 1965年、愛知県生まれ。高校時代よりさまざまな社会運動にかかわりながら、取材者の道へ。愛知淑徳大学非常勤講師として「ノンフィクション論」等を語る。ラジオのパーソナリティやテレビのコメンテーターもつとめてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    著者と6名のノンフィクションライターとの対談集。中立?公正?客観?書く?動機はなになのかそんなに大義名分で書くのか極めて個人的な動機で書いているのではないかという切り口で語られる。読み手に伝えることを見たまま伝えるには監視カメラではいけない、そこに書き手の意思なり考えというものをそこに放り込む必要があるようだ。あるときは執拗に、ある時は罵倒されることがあっても続けられる取材の個人的な大義、この本だけでは全て理解できることはないが様々な取材論はすこし見えたとように思った。

  • たまご さん

    心動かされる人物,疑問に感じる事象がそこにあるから知りたくて.義憤とか正義とかいう大上段にかまえた意義は乏しくて,自分が知りたいから,そしてそれによって自分が成長できる充実感があるから. 対談されている方々に多かれ少なかれこんなことを感じました. その中で最後の森さんの,社会に発表する自分は多かれ少なかれ加害者で,この自覚を背負っていく決意のようなものが,心に残りました.

  • funkypunkyempty さん

    ★★★★☆ 森達也までは一気読みで面白かった。佐野眞一がなぜあんなことになったとか、ヤクザと憲法の裏側など読み応え十分。各対談者の本を読んでみたいと思った。ただ、やっぱり森達也は好きになれない(苦笑)。

  • ftoku さん

    テーマにもよるのだけど、取材ってそんなに特別なことではない。疑問のタネさえあれば、誰にでもできるし、取材対象者もたいていのことは話をしてくれる。とはいえ、その内容が多くの人々に頒布されるような場合には注意が必要だ。デリケートな内容であればあるほど、その影響を考慮しなければいけなくなる。その点がプロと素人との違いだろうなと思った。そんな取材者としての矜持をそれぞれが明確に持っている。取材者は一方的に聞くだけの存在ではない。だからこそ、自身の取材行為に対して自覚的たろうとしているのであろう。

  • うがり さん

    僕はジャーナリストじゃない。その姿勢も度胸もない。だからせめて本を読んで知ることしかできない。そういう人にとって取材をして本を書いてくれる人は貴重だ。そんな人たちがどのように考えて取材をしているかを紐解く本書。同じ取材であってもその取材者によって全く違うものになるし、そのアプローチもまた全く違う。本は主観だけでは面白くないが、主観がないとただの情報になってしまう。近年はそういった情報の消費に終始してしまっている気がする。だから彼らのような取材をする人が必要なんだと再確認させられた。

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人物・団体紹介

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藤井誠二

1965年愛知県生れ。ノンフィクションライター。ライターの他にもテレビやラジオ、インターネットのコメンテーターや司会、大学の非常勤講師を務めてきた。沖縄関連の著書として『沖縄アンダーグラウンド―売春街を生きた者たち』(第5回沖縄書店大賞・沖縄部門大賞受賞)、『沖縄の街で暮らして教わったたくさんのこと

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