基本情報
内容詳細
大阪都構想反対派の急先鋒として注目を集めた著者による、渾身の最新刊!
「都構想」否決のその先にあるものは――?
人口が減り続けている大阪のみならず、「消滅」までもが危惧されている日本の「地方」。本書ではその復活の道筋を大胆に示す。
著者曰く、地方を甦らせる最短にして最善の道は「インフラ」しかない(なお、この「インフラ」とは、リニア新幹線や高速道路などのハードインフラから、地域コミュニティなどのソフトインフラまでを含んだ概念だ)。
じつは、あのアダム・スミスもカール・マルクスも、インフラ投資が経済にもたらす大きなインパクトについて論じていた。
しかし、現代日本において「インフラが重要だ」というと、「日本は道路王国で成熟社会だから、もうインフラなんて必要ない」「公共事業は税金の無駄使い」といった意見がすぐさま噴出する。
だが、そうした固定観念は、種々のデータから「大いなる間違い」だということがすぐわかる。本書では、
「日本の高速道路網は先進国中最下位」
「公共事業費は5倍になってGDPに反映される」
「デフレ期においては、インフラ投資で税収増が期待できる」
……など、知られざる事実を明らかにする。
さらに、「大(だい)大阪構想」「四大交流圏構想」をもとに、新たな経済圏の出現と、それが日本にもたらすであろう莫大な利益について詳説する。
地方復活、ひいては日本経済の明るい未来を描く注目作!
第1部 超インフラ論―総論―
第一章 既成概念を超えた「超インフラ論」
第二章 日本はもはや「後進国」である
第三章 インフラこそが「成長」の礎
第四章 「アベノミクス投資プラン」が成長と財政再建をもたらす
第2部 超インフラ論―具体論―
第五章 なぜインフラで地方は再生するのか
第六章 「東京一極集中」を終わらせる「大大阪構想」〜四国・北陸・山陰と関西を一気に発展させる国家プロジェクト〜
第七章 地方を甦らせる「四大交流圏」形成構想〜「太平洋ベルト」集中構造からの脱却〜
第八章 地域の絆を強める「ソフト・インフラ」を育む
終章 「アベノミクス投資プラン」の策定を
著者について
京都大学教授、内閣官房参与
【著者紹介】
藤井聡 : 1968年奈良県生まれ。京都大学工学部卒、同大学院工学研究科修士課程修了後、同大学助手、スウェーデン・イエテボリ大学心理学科客員研究員、東京工業大学助教授、教授を経て、2009年より京都大学教授。専門は公共政策論、都市社会学。同大学院工学研究科教授。内閣官房参与(防災・減災ニューディール)。表現者塾(発言者塾・西部邁塾長)元塾生。03年土木学会論文賞、05年日本行動計量学会林知己夫賞、06年「表現者」奨励賞、07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、09年日本社会心理学会奨励論文賞、同年度日本学術振興会賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Ray さん
読了日:2016/12/03
活字スキー さん
読了日:2016/06/12
さきん さん
読了日:2015/08/29
さわ さん
読了日:2016/05/20
かりんとー さん
読了日:2016/06/19
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