国民所得を80万円増やす経済政策 アベノミクスに対する5つの提案 犀の教室

藤井聡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794968241
ISBN 10 : 4794968248
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
274p;19

内容詳細

規律ある財政政策、デフレ完全脱却で「GDP600兆円=国民所得80万円増」を達成し、財政健全化を果たせば、日本経済は必ず復活する。J.スティグリッツ、P.クルーグマンら世界の俊英との意見交換を経て、内閣官房参与が提示する、経済再生のシナリオ。

目次 : 序章 「600兆円経済」は難しくない/ 第1章 スティグリッツとクルーグマンが主張した「積極財政」―脱出速度を確保せよ/ 第2章 「デフレ」は社会心理現象でもある―緊縮・競争主義がデフレ脱却を阻む/ 第3章 「日本破綻論」という完全なる虚構/ 第4章 「プライマリー・バランス目標」が財政を悪化させている/ 第5章 「出口戦略」と「ワイズ・スペンディング」/ 第6章 「公共事業不要論」というデフレの鬼っ子/ 終章 アベノミクスを成功させる「5つの提案」

【著者紹介】
藤井聡 : 1968年、奈良県生まれ。京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。京都大学土木工学科卒、同大学院土木工学専攻修了後、同大学助教授、東京工業大学助教授、教授、イエテボリ大学心理学科客員研究員等を経て、2009年より現職。また、11年より京都大学レジリエンス研究ユニット長、ならびに第二次安倍内閣・内閣官房参与(防災減災ニューディール担当)。文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。専門は、公共政策に関わる実践的人文社会科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    「経済成長はすべての矛盾を覆い隠す」とはチャーチルの言だ。この台詞を裏返せば、資本主義社会において経済成長が停滞してしまうと鳴りを潜めていた諸問題が噴出してしまうということになる。そのことを体現しているのが失われた20年の最中にある日本だ。例えば待機児童問題は旦那さんの所得が潤沢にあればお母さんは子育てに専念できるため保育園がさほど必要なくなる。つまり経済成長していた日本において待機児童問題はそもそも問題にすらならなかったのだ。本書は諸問題の根源にある、デフレによる経済停滞の打開策を提唱している。

  • koji さん

    アベノミクス第一の矢に息切れ感がある中、クルーグマンとスティグリッツの意見をもとに財政政策こそデフレ脱却の柱とする主張。2014年増税後の消費低迷を機に、国民の意識が180度かわってしまったことには激しく同意。最近は誰も財政健全化を言わなくなったばかりか、景気対策への期待のオンパレードです。28二次補正の事業規模がどんどん膨らんでいったあたりの動きはこの心理がみごとに反映されています。また政策として出口戦略とワイズスペンディングには同意。ただ3年でデフレ脱却とする公約には第1の矢と同じ危険な匂いを感じます

  • くらーく さん

    国民の消費が伸びないし、企業もヘタレ経営者が多く投資が少ない。それじゃ、政府が出すしか無いよね。結構、当たり前のような気がするんだけどな。あとは、外資を呼び込む位だっけ。でも、それはそれで危険だけど。 国民一人当たり500万円弱の借金って、マスコミのネガティブキャンペーンだよなあ。 まあ、正誤を語れるほどの知識は無いけど。

  • RyoShun さん

    プライマリー・バランス(基礎的財政収支):政府の収入から金利払い以外の支出を差し引いたもの。

  • tacacuro さん

    「デフレは経済や社会だけでなく、人々の「こころ」もデフレ化させてしまう」という。デフレギャップの解消に向けた、インフラ投資を含む財政政策の必要性は理解するが、本来は設備投資や消費、輸出で解消していくべきだと思う。投資や労働分配率が伸びていかないのも「こころ」問題ではないか。このあたりの社会心理学的な処方箋について、筆者の意見をぜひうかがいたい。

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