なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつき、オリバー・ストーンは期待するのか ハリウッドからアメリカが見える 幻冬舎新書

藤えりか

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344984530
ISBN 10 : 4344984536
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
18

内容詳細

メリル・ストリープら人気俳優が次々と反トランプを表明する一方、オリバー・ストーン監督は、これまでハリウッドは政府べったりだったと批判し、トランプに期待を寄せる。自由・民主主義という理念の担い手として、またアメリカ覇権主義の喧伝者として、アメリカのひとつの象徴だったハリウッドが今、政権と敵対し、さらに人々からは「しょせん特権層」と反感を抱かれ、大きな岐路に立たされている―。話題の映画の背景と監督・俳優・プロデューサーらへのインタビューから、アメリカと世界が直面する問題の深層に迫る。

目次 : 第1部 ハリウッドから見えるアメリカ(強さは文明を維持する唯一の手段ではない『沈黙‐サイレンス‐』/ 弾圧されても書きに書きまくった気骨『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』/ 「事実」を報じる痛みと責任『ニュースの真相』 ほか)/ 第2部 人種・性・マネーのリアル(スカートをやめたディズニーヒロイン『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』/ 映画を本物に思わせる魔法―世界的指揮者が語る映画音楽/ 大ヒット作を支えたのはオランダの銀行家『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』 ほか)/ 第3部 スクリーンが映す激動の世界(交わらないふたつの世界『海は燃えている―イタリア最南端の小さな島』/ 「優等生ドイツ」のもうひとつの顔『帰ってきたヒトラー』/ 「トルコの敵」と酷評された告発の映画『裸足の季節』 ほか)

【著者紹介】
藤えりか : 1970年生まれ。93年、同志社大学法学部政治学科卒業後、朝日新聞社に入社。経済部や国際報道部などを経て2011〜14年にロサンゼルス支局長を務め、米国とラテンアメリカの大統領選から事件、IT、映画界まで幅広く取材。アカデミー賞授賞式は四年連続、現地で取材した。映画好きが高じて脚本を学んだことも。現在、朝日新聞「GLOBE」記者。読者と語るシネマニア・サロンも主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    朝日新聞記者による映画の監督や俳優へのインタビュー集。とりあげられている映画は社会派のものが多い。映画を観ていなくても、政治や歴史認識、国際情勢をクリアに切り取る言葉には含蓄があり、重みがある。ハリウッドも政府寄りで反政府的な映画はつくりづらくなっているそうで、カナダや欧州で工面したり、クラウドファンディングの手法等で制作費を集めている苦労話が多いのには驚く。中国資本の進出がもたらす影響も気にかかる。ハリウッドスター達が嫌ったトランプ大統領が誕生し、これからの米映画はどう変わってくのかに注目したい。

  • Nobuko Hashimoto さん

    朝日新聞記者による映画紹介。公開前のプロモーション的なウェブ上の記事なので一本一本はごく短い。隙間時間にちょっとずつ読める。その分、内容的にはやや物足りなさが残るが、監督や主演に直接取材している点が強み。メリル・ストリープ主演「マダム・フローレンス!夢見るふたり」と、ドイツの「ふつう」の村を舞台にした「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」が気になるな。後者は邦題が内容と一致しないパターンな予感もするけど、どうなんだろう。タイトルと言えば、この書名の長さはいかがなものか。最近こういう書名が多いなあ。

  • たかやん さん

    アカデミー賞にノミネートされるような社会派を中心にそれぞれ映画の出演者並びに監督へのインタビューをまとめたもの。良くも悪くも、映画の予告編を何本もひたすら見続けたような読後感。興味ない映画についてはいくつか読み飛ばすも、本書で取り上げられるような映画は最近見れていないだけに俄然鑑賞意欲をそそられる。特にイーサンホーク作品2本は見たい!ただ個人的には、イーストウッド師匠がトランプ支持者であることについて全く触れられてないのが釈然としない。

  • ネコ虎 さん

    朝日新聞記者が書いた予想通りの本。「ハリウッドからアメリカが見える」なんて全くの嘘っぱち。偏向メガネをかけて上っ調子に綴っただけ。アメリカの姿なんぞどこにも出てこない。あのヒラリー大好きでポリティカルコレクトネスに染まったハリウッドとはどういう世界かをキチンと報告してくれたらいいものになったはず。朝日記者には無いものねだりか。トランプを評価するオリバー・ストーンを冷静に伝えていたことだけが救いか。

  • Inzaghico さん

    リベラルなようなハリウッドも、政治と表裏一体というか、資本主義の申し子というか、「話題」作となりそうな作品には出資しない。コリン・ファースが出資したイギリス映画『アイ・イン・ザ・スカイ』(2015年)は、ハリウッドはどこも出資せず、最終的にカナダの会社が出資した。また、「おわりに」で、アカデミー賞授賞式でトランプを批判したメリル・ストリープもまた資本主義のエスタブリッシュメントの代表ではないか、という見方にはっとする。

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藤えりか

1970年生まれ、京都府出身。朝日新聞記者。同志社大学法学部政治学科卒業。93年朝日新聞社に入社。水戸出局、東京や名古屋の経済部、国際報道部などを経てデジタル企画報道部。2011〜14年にロサンゼルス支局長を務め、移民・難民やマイノリティ、ハリウッド事情、テック業界や米国・ラテンアメリカの大統領選な

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