ボブ・ディランは何を歌ってきたのか

萩原健太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907276188
ISBN 10 : 4907276184
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
379p;19

商品説明

音盤越しの視線

2010年、『現代思想』臨時増刊号に寄稿したテキストをベースに、大幅に加筆。新譜が噂されるディランのデビュー作から最新作まで、トラヴェリング・ウィルベリーズやライヴ盤も含めてアルバムごとに解説する。唯一無二の存在として時代の空気を歌に封じ込めてきた彼だが、その一方で一人の人間として浮き沈みも経験してきた。彼は何を歌にしてきたのか丁寧な筆致で辿る。(CDジャーナル Book Review)

(CDジャーナル 2013年 9月号より)

内容詳細

私たちは「風に吹かれて」の本当の意味を知っているのだろうか?
名著『はっぴいえんど伝説』の萩原健太が解説する「ボ ブ・ディラン全ディスクガイド」。


ポップ音楽において、「歌詞マニア」を生んだと言われるボブ・ディランは、これまで様々な解釈で語られている。
そもそもボブ・ディランは難解なのか。ボブ・ディランは音楽の何を変えたのか。
ボブ・ディランの歌詞がどのようにでも解釈できるというのは 本当なのだろうか。
そもそもボブ・ディランの入り口はどこにあるのか。
ボブ・ディランと格闘し続けた果てに萩原健太が見たものとは─?


ボブ・ディランのバイオグラフィーは数あれど、ボブ・ディランとは何なのかという核心に迫るものは少ない。
この50 年のあいだボブ・ディランが残してきた、およそ50 枚の全アルバムを解説しながら、ポップ史上もっとも議論を呼んできた偉人の作品 を、萩原健太がボブ・ディランと格闘し続けた果てに見たモノとは?


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読書メーターレビュー

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  • zirou1984 さん

    就寝前にちょっとずつ笑いながら読んだ。デビューから35枚目のオリジナルアルバム「テンペスト」までの経歴を辿りながら、彼がいかに世間や大衆の期待を裏切り続け、名作も迷作も作りながらも2000年以降に突如傑作を連発出来たのかを理解できる内容。とはいえ、肝心のディラン自身のうたについては結局よくわからないままなのだが、要はそのわからなさこそがディラン最大の魅力だったのだ。彼の歌ってきたことは幾度となく形を変え、言葉を変え、自由であることの喜びとエネルギーを突きつけている。裏切りながらも愛されてしまっている。

  • しゅん さん

    いやぁ、なんとなくは知っていたが…この人はほんとにロクデナシだ笑 特に女とバンドメンバーの扱いがひどすぎる。ディランだから許されている所業の数々には笑うしかなかったが、そういう悪の部分があるからこそ愛されてるのも確かで…ほんとにズルい存在である。通して読むと、伝統継承者と革新的破壊者、気高い知性と粗野な態度、詩人とバンド馬鹿といった相反する二面性が奇跡的に両立することで生まれる魅力はやはり半端ないなと思う。ディランもっと聴こうと思わせる素晴らしきディスクガイド。一人で全て書き上げた萩原さんの愛に脱帽です。

  • 酩酊石打刑 さん

    わたしの中では、まだまだディランのノーベル賞熱さめやらぬ状態だ。そんな中、以前から気になっていた本書をディランの楽曲を聴きながら読み進めた。歌詞の内容についての突っ込んだ言及を期待したが、それにはちょっとそぐわなかった。しかし、70年以降のディランには多少冷めていたので、その間の活動をアルバム発表に沿って、内輪話っぽい下世話な話題も交えつつ書き進められていて、たいへん楽しく読むことができた。しかしながら、ディランの過去の自作曲に対する改変にはついていけなかったのだが、本書を読み少しは理解しようと思った。

  • まこちゃん さん

    ボブディランのデビュー作から2012発表のテンペストまでのアルバムレビュー集。作品の作られた背景、発表当時のリスナーの反応、コンサートの模様など私のようなボブディラン初心者が知りたい基本的な情報を網羅しつつ歌詞の深い内容や引用された元ネタ、ブートレグなど上級者向けの情報もしっかりと押さえられており読み応え十分の内容でした。そして時折り挟まれる萩原さんへの愛憎入り混じったファン目線の文章が面白く400ページ近いボリュームをあっという間に読ませてくれました。ボブディランが好きな人に幅広くおすすめしたい一冊。

  • Satoru Moriaki さん

    ディスコグラフィー、そして人物評伝。コレ一冊を携えて旧作を掘り下げていくのも一興かと。特にダニエル・ラノワに対する評価は凄く著者らしくある意味、合点がいきました。

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