心の王冠 パール文庫

菊池寛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784880096001
ISBN 10 : 4880096008
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
239p;19

内容詳細

貧しいけれど、美しく可憐な少女町子。同級生で高慢な性格の典子の陰湿な嫌がらせにもめげることなく、強い意志で自分の夢をかなえていく。

【著者紹介】
菊池寛 : 1888年12月26日、高松市生まれ。高松中学を経て、東京高師、明治大、早稲田大、第一高等学校と移るが退学。京都帝国大学英文科選科を経て、1916年に本科英文科を卒業。この前後、第三次、第四次『新思潮』に戯曲や小説を発表。時事新報社会部記者の仕事のかたわら、1920年の『真珠夫人』を初めとする通俗小説の領域まで仕事を広げていく。さらには、文芸春秋社を設立運営。代議士にも立候補したが落選、戦後は公職追放のまま、1948年3月6日に病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaolu さん

    昭和初期の少女小説。高慢ちきなお嬢の陰湿な嫌がらせに日々耐える、貧しいけれども見目美しく品行方正、成績もトップの主人公町子。このイジメと不幸な環境をいかに耐え乗り越えていくのか。結末は正直納得いかなかった。美年子姫の登場でふたりが美しい友情で結ばれるさまにはほっと安心したけど、一番かっこいいのは村田先生だな。この先生の教え子になれたことが町子にとっての幸運だよ。ちなみにこれは1938年(昭和13年)に書かれた作品のようだ。

  • ○○○ ○○ さん

    戦前の少女小説。「パール文庫」刊行のことばというのを読むと「まあ昔の小説ってガバガバだけどガバ具合を楽しめよ」みたいな身も蓋もないことが書いてあってそれでいいのか? 金持ちのお嬢様のネチネチした嫌がらせ、悪役令嬢ぶりが見どころです。「謝りなさい。私に手をついて謝りなさい。謝らなければ、貴女達親子で乞食になってもいいの?」「ふん……東京で働く。どうせ、女給かダンサーになるのでしょう、それもいいわ」「貴女に何が出来るの。私見ていてやるわ。そして、万一貴女が堕落したら、笑ってやるわ」こういうのでいいんだよ

  • 史 さん

    おお、これこそ不朽の名作(しかし後半巻きすぎやしないか?)。なんとも美しく儚い女学生の心、そして大いなる夢。こういった名作を読みやすく手軽に取れるようにしてくれるのは非常に助かる。ただ、表紙はともかく挿絵はいらないんじゃないかな?

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人物・団体紹介

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菊池寛

1888年(明治21)香川県生まれ。本名・寛(ひろし)。第一高等学校を中退後、京都帝国大学英文科へ。芥川龍之介、久米正雄らと第三次、第四次『新思潮』に参加。京大を卒業後、時事新報社に勤務するかわたら小説を発表、『無名作家の日記』『忠直卿行状記』『恩讐の彼方に』などで世評を得る。1920年(大正9)に

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