魔界都市ブルース 愁歌の章 マン・サーチャー・シリーズ 15 ノン・ノベル

菊地秀行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396210403
ISBN 10 : 439621040X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
207p;18

内容詳細

「この門をくぐる者、全ての希望を捨てよ」そう落書きされた三つの“ゲート”だけで“区外”と繋がる“魔界都市“新宿””。“魔震”に見舞われ“亀裂”に画された副都心は、妖物が跋扈する街へと変貌した。その片隅でせんべい店を営む秋せつらは、絶美の美貌を誇る人捜し屋でもあった。ゾンビに恋人を殺された女、地図に記されぬ場所に逃げ込んだ男と女、幽霊船から帰還した夫妻など、奇怪な依頼は尽きない。やがてせつらが不可視の妖糸をふるう時、斬り裂かれた闇の向こうに待つものは?不朽の大人気シリーズ最新作!

【著者紹介】
菊地秀行 : 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、82年『魔界都市“新宿”』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゃお さん

    長編もいいけど、やはり短編の秋せつらの物語はいい。〈新宿〉の住人や依頼者に対して見せるさりげない優しさと、それに害する者に対する残酷なまでの処置方の対比が楽しめます。長編では出番すらない時もある〈私〉の出番がたびたび見れるのも嬉しいですしね。

  • イコ さん

    表紙に数々の女性が描かれている通り、女性が目立っていた。相変わらずの詩情あふれる感じだが、いつも以上に情念的な話が多かった。秋せつらは随分優しくなった印象がある。なんだかんだで優しいのは「私」と言う気がしていたが「僕」も人間性が出てきたように感じた。しかし累計発行部数が700万部超えているそうだが、知り合いのスナックの黒服しか読んでいる人知らないんだけどそんなに売れている印象がない、ただその黒服の人と共通の話題が魔界都市だ。コミュニケーションツールとして役に立っています、ありがとう菊地御大。

  • しろねこ さん

    愁歌の章、とても良かった! 最近の魔界都市ブルースでは、秋せつらが虚無感すら漂わせていたが 本作ではさりげない優しさを見せている。 魔界都市を吹き抜けていく風のようなせつらを、久しぶりに見ることができた。

  • Jusiou さん

    「見返り」と「退魔姫」が秀悦。まさか今回の「私」のセリフが他人から発せられるとは。やはり魔界都市ブルースは良いですね。哀愁感がたまりません。

  • ひろぺん さん

    久方ぶりの短編集。長編もいいけど、こういう短編もまたちょっとした時間に読めて楽しい。マンサーチャの上を行くような御仁も現れる。

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人物・団体紹介

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菊地秀行

1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー後、精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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