まず難解である。これは菊地氏の語り口調(編集されたもの)も一見取っつきやすいようだが、話の要点が掴みにくく理解が難しい。またあまりにも情報量が多すぎる。よく分からないところをしつこく(しかも分かりにくく)解説する割に、特に説明もなく簡単に流してしまうトピックスもあり、本当に本書の内容を理解するには多くの他の文献を参照する必要があるだろう。ただし歴史という史実に基づく内容が中心であるため、読んでいて取り残されるということはなかった。また著者独自の解釈や研究内容には他に類を見ない斬新なところもあり、多角的なジャズそして広く音楽についてを知ることが出来る点においては名書と噂されるだけのことはあると思った。

今までの菊地成孔のすべて。 そしてこれからを期待させる。 宝の棒であることは間違いない。 DCPRGの復活も実にうれしい。 上とともに手にするべきである。

音はかっこいい。けど、ジャケットがダサすぎるよね。まだ前作のジャケは狙いだったから良かったんだが。

菊地ファンとしては、かなりかっこいいアルバムでした。 また、ファションとの融合ということで、クールストラティンというBRとコラボしているのも気になります。 ネコのマークのスーツはどこで誂えられるのでしょう？？？

ある意味菊地さんの自然回帰郷土回帰なのか｡ﾊﾞﾝﾄﾞﾈｵﾝの音が懐かしさを感じさせるし、また新しい一歩にも感じる。菊地さんの多面性の一角に飲まれてしまってる自分がいる。

カヒミさんが入ってる曲が好きです。哀愁とほのかな悲しさが昼間の暑さと対照的に夜のさみしさを助長する。結論エロいね。

前作で興味を持ったので購入しました。一度聴いて内容にがっかりし、何度も聴いてみましたが最初の印象は変わりませんでした。サックスソロ、楽曲いずれも同じようなものばかり、結局前作のように断片的に編集しないと聴けない音楽なのではないでしょうか？非常に頭でっかちで、上段に構えている印象がありますが、音楽に説得力もパワーも感じられません。音楽家である以上、音楽そのもので我々を圧倒して欲しいものです。

いろんな音が頭の中に返ってくるような感覚をおぼえた