薔薇王の葬列 2 プリンセス・コミックス

菅野文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784253271820
ISBN 10 : 4253271820
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
18

内容詳細

王位簒奪の戦いは勝機が見えたが、玉座を目前にして、リチャードの父は敵の攻撃を受け瀕死の状態に。父の危機を察し、剣を持ち立ち上がったリチャードの前に現れたのは“あの男”で……!?

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 英知@マンガ専用 さん

    前半までが序章ということで、とりあえず戦はひとまず終了みたいですが、マーガレット王妃の非道なこと!リチャード王は息子としてではなく、娘としてリチャードのこと大切にしていたのかな?ケイツビーの忠誠心が良いですが、この人まだ結構謎な人ですよね。後半からはクスっと笑えるシーンもあり、少し平和な感じでちょっと安心。リチャード成長してたけど、何年後の設定だ?見逃したかな?でもせっかくの平和も、リチャードが武器を剥ぎ取るために手をかけた人が原因で復讐劇が始まる予感。ロケットまさかの伏線だったのね。白いのが可愛いvvv

  • 辺辺 さん

    血が血を呼び、血が血で洗われる。陰謀と殺戮が混戦する怒涛な前半でかなりワクワクした。悲しみが悲しみを呼び、復讐に復讐で返す、この惨劇の結末がいかに?それにしても、悲劇のヒーロー(ヒロイン)に相応しい渇望と絶望を血で争おうという狂気がなんとも恐ろしい、悪的魅力に満ち満ちてる・・・しかし、それ以上に恐ろしいのはドロドロとした容赦のない女共の執念ですね。これで舞台が出来上がったようで、どこまで墜ちてしまえるのか、続き、楽しみ。ラストの一文「さあ来い、(中略)一匹残らず仕留めてやる」のセリフに毒され過ぎて痺れた。

  • 星落秋風五丈原 さん

    最愛の父を失いダークサイドに落ちたリチャード。私達はリチャードが最後には戦場で死ぬことも、ヘンリー六世が幽閉されて死ぬことも、史実では知っている。但し、敵対する二人を恋愛関係に陥らせているので、ここからの展開もシェークスピアとは全く異なるものになろう。後に不仲となる兄の后との過去の因縁、リチャード三世を盛り立てる公との出会いなど、既にシェークスピアとの相違はいくつも登場している。最後は同じだが、そこに至る風景は未だ見ぬものとなるものが明らかな、二人の薔薇王が辿る未知の運命をこれからも追ってゆきたい。

  • 雪紫 さん

    13巻まで期間限定無料の電子書籍にて読了。この漫画、子を持つからこそか母親が怖い。母の愛を得られなかった分、父の玉座を求めていたリチャード。だからこそサロメのようなあのシーンにドキリとしてしまう。

  • はるき さん

    掟破りのダークファンタジー、主人公からして悪魔のようだ。最愛の父リチャードを亡くしたリチャード、悪鬼のように戦場を駆け息をするように敵の命を奪う姿に恐怖を感じた。宿敵であるヘンリーとの絆が何をもたらすのか。甘い恋心も奪うための情欲も、入り乱れた権謀術数も全て破滅へと突き進む前哨戦に思える。臣下の思いを蔑ろにしたヨーク家のエドワードと何も決められない悲しいほどに弱いヘンリー6世を中心にして歴史は大きく動き始める・・・・。今回も女性陣の存在感が抜群だった。最高に怖かった。

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