源氏物語 紫の結び 1

荻原規子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784652200339
ISBN 10 : 4652200331
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
紫式部 ,  
追加情報
:
367p;20

内容詳細

帝に特別に愛された薄幸の女性に端を発して物語は進んでいきます。死んだ母に似ているという父の新しい妃に対する思慕。山里で源氏はその妃の面影を持つ少女を垣間見ます。紫の上との出会いでした。勾玉シリーズ、RDGシリーズの荻原規子によるスピード感あふれる新訳。紫の上を中心に再構築した、みずみずしい源氏物語。

【著者紹介】
荻原規子 : 東京に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で、産経児童出版文化賞・JR賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    大好きな荻原規子さんが『源氏物語』をリライト。桐壷の次に若紫の帖を持ってくるという大胆な構成が見事。現代的すぎず、解りやすく、というさじ加減が難しかっただろうと想像する。もっと意訳でも良かったのでは、と思うのは贅沢かな。

  • seri さん

    源氏物語抄訳。減速せずに一気に読める面白さ、さすがです。千年の時を越え今尚輝き続ける原典、物語の永遠性を証明している傑物。そんな怪物の真の魅力に気付くための入門書にはピッタリ。原文の雰囲気はそのままに、大胆な構成で綴る本文は難しい言葉も多いので子ども向きではないけれど。冗長な部分をカットしてるので古典が苦手な人にもオススメ。花の色にも鳥の声にも趣があり、すくいあげた手からこぼれ落ちる水の儚さを追う源氏の愚かさすら、美しい。この雅やかな楽しさを少しでも多くの人に知ってほしい、その著者の思いこそが愛おしい。

  • エンブレムT さん

    『源氏物語』の持つ真の値打ちは、光源氏の晩年・・・そうなんだ?何度か挑戦したのだけれど、常に光の君にイラッとしてしまい挫折本と化し今に至っているのですが!ということで、こちらに手を出してみました。本著は、読みやすさを最優先にしつつも、日本人の美意識に触れる物語の花鳥風月は損なわないように、荻原規子さんが細心の注意を払って訳されているものです。「桐壷」の次に「若紫」を配し、“紫”にまつわる流れを追っていく形になっております。とても読みやすく、イラッとしつつも(笑)28歳まで成長した彼を追うことが出来ました。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    一番おもしろかったのは、って聞かれると『まえがき!』って答えたくなっちゃいました。宇治十帖のほかに玉蔓十帖という表現の仕方もあるのか……。源氏は漫画も小説も結構読んでいて、もう一つのパスティージュと思っても良いかもしれない。どのシリーズも光る君が紫の上を攫ったシーンはさらりと書いてあったけれど、ここではかなり丁寧に裏工作まで書かれていて源氏がかなりしつこい。『紫の上、逃げろ!!』と私は思ってしまいました。最初は幼く辿々しく、髪を梳くのさえ嫌がる山猿娘の紫の上なのに、和歌で皮肉を言えちゃう位の成長が逞しい。

  • Nyah さん

    感想会に向けてざっくり読もうと思って。紫の上を中心に帖(章)を再構築しているスピード感のある新しい「源氏物語」/「桐壺」「若紫」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」「須磨」「明石」。なるほど。色男ですな。 感想会用には別の本を読もうかと思ってるけど、間に合わなかったら、これを書き直します。

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荻原規子

東京に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。『風神秘抄』(徳間書店)で産経児童出版文化賞・JR賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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