噂 新潮文庫

荻原浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101230320
ISBN 10 : 4101230323
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
追加情報
:
16cm,492p

内容詳細

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

【著者紹介】
荻原浩 : 1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。’97(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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書店で本を選ぶ時「帯」には割と気にします...

投稿日:2021/07/08 (木)

書店で本を選ぶ時「帯」には割と気にします。期待して買って期待外れの時もあります。この小説はまさに「帯」通りでした。本当に最後の一行にはびっくりしました。でも帯がなかったらもっと驚愕したのかな、とも思います。しかし、帯がなかったらこの小説に出会ってなかったかもしれないので結果的にはよかったのだと思います。文章も読みやすいし、内容も面白かったです。本当に最後の一行、凄いです!

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 馨 さん

    ドラマ化したら面白いだろうなと思います。香水の『ミリエル』を流行らすために殺人鬼レインマンの噂を流したら本当にレインマンが現れた話。最後のどんでん返しは、私的にはちょっとそうなんじゃないかと思った節もありましたがもう少しどんでん返しを掘り下げて終わってほしかった気もします。荻原作品はジャンルを問わず読みやすくて先が気になりサクサク読めます。

  • zero1 さん

    題名どおり噂が猟奇的な事件に絡むミステリー。レインマンが女性を狙い足首を切るが、ある香水をつけていれば狙われない。実はこの噂、香水を売らんがために作られていた。その噂通り足首を切られた事件が起き、中年の小暮刑事は年下の女性警部補、名島と組む。さらに第二の事件が。読み終われば伏線だったと気が付く地雷多数。テーマはいいが、ミステリーとしては物足りなさを感じた。たとえば、額の文字について捜査本部では何故かスルーされている。ネタバレになるので詳しくは書かないが、「最後の一行」は読書メーターでは支持が多いようだ。

  • ehirano1 さん

    最後の一行で、まさか・・・?!となりました。いくつかのシーンが猛烈な勢いでフラッシュバックして出たのは、「あり得る」でした。なんということでしょうか!

  • ひでちん さん

    【衝撃のラスト一行に瞠目!】という本の帯が必要か否か‥‥‥という賛否もあるみたいですが、あの惹句(じゃっく)を事前に散々頭に入れて構えていた上でも、最後の一行には『えっ!!!!!!!!』と自然に声が出た自分が居たので(苦笑)、やはり荻原先生の(今作品の)伏線の張り方と筆力には脱帽してしまいます‥‥‥

  • nobby さん

    読み友さんから未読を驚かれたので読んでみた(笑)「若い女の子の足首を切っちゃう殺人魔レインマン、香水ミリエルつけてると助かる」そんな噂を見立てた殺人が続くという展開はお好み♪それほど遠くない視点が描かれながら、徐々に合わさっていくのが心地よい。当て外れな捜査の様子も分かりやすく真相にも違和感なし。噂の最後の一行、最終章で「来た来た」となりながら、確かに究極な後味の悪さ…それでも展開を左右する仕掛けではないので、あまり気にせず読んだ方がストーリーは楽しめるのでは!

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人物・団体紹介

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荻原浩

1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業後、コピーライターを経て、97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞受賞。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞受賞、14年『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞受賞。16年『海の見える理髪店』で第155回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊

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