ストロベリーライフ 毎日文庫

荻原浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620210285
ISBN 10 : 4620210285
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
436p;15

内容詳細

農業なんてかっこ悪いと思っていた―父親が倒れ、やむなく家業の農業を手伝う恵介。両親は知らぬ間にイチゴの栽培にも手を出していた。農家を継ぐ気はないが目の前のイチゴをほうっておくことはできない。一方、東京においてきた「農業反対」の妻との間にミゾができ始め…富士山麓のイチゴ農家を舞台に、これからの農業、家族の姿をみずみずしく描き出す感動作。

【著者紹介】
荻原浩 : 1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業。広告製作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木三十五賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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主人公に似た感じの同僚にオススメしました...

投稿日:2021/07/04 (日)

主人公に似た感じの同僚にオススメしました。その彼は奈良県出身なので、イチゴ農家ありえるわーと言ってました。働き盛りで毛嫌いしていた農家を継ぐって大変そうですが、楽しそうで面白いです。

ゴロウ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 相田うえお さん

    ★★★★☆20053【ストロベリーライフ (荻原 浩さん)】主人公の男性は、広告代理店を辞めてグラフィックデザイナーとして独立したものの、閑古鳥が鳴いているような状況。そんなときに田舎で苺農園を営む父親が倒れて入院。急遽、父の農園をなんとかせざるを得なくなり苺作りをやり始めるんです。自宅に妻と息子を残しまま。妻との関係は微妙になるし農園も大変。さて!みたいな流れの話です。読むと苺にちょっとだけ詳しくなった様な気がします。とてもこんな風に上手くいくとは思えませんがハッピーエンドで安心しました。🍓食いてー

  • ふう さん

    400nをほぼ一日で読み終えたのは、やはりおもしろかったから。そして、読みやすかったからですね。嫌がっていた農業、苺作りにのめり込んでいく主人公の心の動きや農業の大変さがひしひしと伝わってきて、これから苺を買うたびに「ありがとう」と言ってしまいそうです。親がどんな思いで仕事をしてきたか、親になってみないとわからないのかもしれません。家族のあり方、子どものかわいらしさなど荻原さんらしいなと思いましたが、なぜかちょっともの足りなさも覚えました。何か足りない。荻原さんらしい作品なのに荻原さんらしさが足りない…。

  • ゴルフ72 さん

    あんなに嫌っていた農業なのに父が倒れたのをきっかけにその目指していたものがやっとわかった。農業の難しさを意外とさらっと書くも奥深い家族の愛や夫婦の絆、我が子との心の交流を荻原さんは今回もうまく表現している。恵介の美味しいイチゴが食べたい!晴れた日の冬の富士山が見たい!

  • 菜穂子 さん

    三人姉妹のその下、末っ子男子の恵介は農家を継ぐことを拒み、自分の夢を追いって都会へ。広告代理店勤務から独立してグラフィックデザイン事務所を構えたが、仕事が下降の最中、父が脳梗塞で倒れた。あれほど嫌った農業だったが、イチゴを見捨てる訳には行かない一心で母や姉たちの手と、幼馴染の知識を頼りに、悪戦苦闘しながらイチゴ栽培に夢中になっていく。姉弟それぞれの家庭にトラブルを抱えてながらも、父と母の魂を受け継いだ恵介の農業は大勢の家族を巻き込んで夢を広げていく。出来すぎ感はあったが心から楽しみました。

  • Kazuko Ohta さん

    農業にまるで興味のなかった人が農業する話だよねぇ。そう思いながら読み始めました。その予想と寸分違わず。主人公の元の勤務先が広告代理店だから、大好きな“ユニバーサル広告社”シリーズと重なることを期待したけれど、そんなことはなく。苺は好きでも、苺の作り方いろいろ説明されたところでなかなか興味は持てません。でも私にはこの人の擬態語がツボだ。主人公の幼い息子の行動を表す擬態語に思わず笑う。なんだかんだで読まされて、じわっと笑わされ心打たれ、気がつけばすんなり読了していた全430頁。人が何かに没頭する姿ってええな。

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人物・団体紹介

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荻原浩

1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業後、コピーライターを経て、97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞受賞。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞受賞、14年『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞受賞。16年『海の見える理髪店』で第155回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊

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