ひまわり事件 文春文庫

荻原浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167809027
ISBN 10 : 4167809028
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
追加情報
:
557p;16

内容詳細

隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」は、理事長の思いつきで、相互交流を開始する。当初は困惑するものの、しだいに打ち解けてゆく園児と老人たちだが、この交流が苑と園の運営を巡り、思わぬ騒動を引き起こす。老人たちと園児らの不思議な絆、そして騒動の顛末を描いた感動と爆笑の長編小説。

(「BOOK」データベースより)

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まだまだ達者な老人ホームの老人たちと、小...

投稿日:2013/01/20 (日)

まだまだ達者な老人ホームの老人たちと、小さいながらもエネルギーに溢れたイマドキの幼稚園児たちが交流し、不思議な絆が出来上がっていくドタバタストーリー。フフッと笑わされながらも温かくなる取り合わせです。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょこまーぶる さん

    老人と子どもが結託して闘争をするという内容にはまってしまい、ニヤニヤしながら読んだ一冊でした。同じ経営者の元の老人ホームと幼稚園の話なんですが、老人の施設への不満、子ども達の幼稚園への不満と親への不満・・・この不満が生んだ老人と子どもの純粋な絆が、年齢の壁を越えたパワーとなって学園・苑闘争に発展していく話は、読んでいてある意味スカッとしてしまいましたね。でも、闘争後の話はちょっぴり寂しさもありましたが、その寂しさを向日葵が救ってくれます。太陽に向かって元気に咲き誇る向日葵がより好きになる一冊です。

  • ミカママ さん

    長かったですねぇ。長すぎて、萩原さん特有のユーモアが薄まっちゃったんじゃ?現実にはあり得そうもない、老人たちと幼稚園児たちの交友が巻き起こしたファンタジーというところでしょうか。老人たちの挙措・言動が、見てきたように生々しくて(ン十年後の自分と重ねて)シミジミしてしまいました。

  • KAZOO さん

    時たま荻原さんの作品を読むのですが、様々なジャンルで楽しませてくれます。今回は幼稚園と老人ホームの組合せでそれに若干の悪事を噛ませたりしながら楽しませてくれます。老人ホームの癖ある人物たちや幼稚園児もただの子供ではなくこのような子がいるのかと思ったりしてしまいます。最後はきちんと終わってくれます。楽しめました。

  • kishikan さん

    この物語は13年前の回想という形で、近接のひまわり苑という老人ホームと同じ名の幼稚園が舞台(かつて幼児と老人の交流ってあったよね)。高齢社会における社会問題を荻原さんらしい笑いとペーソスあふれるタッチで描き、現代人に指摘する力作。誘拐ラプソディでも発揮されるけど、荻原さんの子どもの会話がめちゃくちゃ面白い。絶対こんな子どもいないよって思うけど、後半のお年寄りに絡む感動場面で見事に効く!それとひまわりの花も重要なキーワード。多分各年代で読後感は違うだろうけど、学生運動を知る人にはより一層の感動が。お薦め。

  • momogaga さん

    ユーモア小説だが、社会の不正もしっかり描いていて勉強になった。老人ホームと幼稚園に対する見方が少し変わった。

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人物・団体紹介

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荻原浩

1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業後、コピーライターを経て、97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞受賞。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞受賞、14年『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞受賞。16年『海の見える理髪店』で第155回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊

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