けいどろ 小学館文庫

荒木源

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094060607
ISBN 10 : 409406060X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
221p;15

内容詳細

ノビ(家宅侵入)専門の泥棒として、その名を轟かせていた吉森和宏は、出所直後に突然、刑事・高山清三に声をかけられる。聞けば、自分を死なせてほしいという話だった。老いさらばえて生き恥をさらしたくないから、もし、自分がそうなってしまったら、頃合いを見計らって命を絶ってほしいという依頼だった。ええかっこしいの高山らしい内容のものだったと思ったが、当然吉森は取り合わなかった。それから一年半後、思わぬ契機から高山の近況を知ることになった吉森は、愕然とすることになる。しかし、それは以後十年近くに及ぶ長きやりとりの発端に過ぎなかった。

【著者紹介】
荒木源 : 1964年京都府生まれ。東京大学卒。朝日新聞社会部勤務などを経て、2003年に「骨ん中」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    「ちょんまげぷりん」の作者ということで期待度大だったが、ドラマ性が強く面白かった。刑事に尊厳死と依頼された元コソ泥。10年近くに及ぶ二人の奇妙な友情。元来お人好しだったコソ泥が、社会的にも更生していく過程が自然に描かれている。老いや死といった重いテーマの割に、遊びというか箸休め的な部分がなかったので休みながら読んだ。自分が物語の中に入り込むというよりも、濃密な展開でこちらにぐいぐい迫ってくるような感じ。刑事の綺麗事だけではない死生観は胸に迫ってきた。ただ語り口が関西弁なのは好みが分かれるかもしれない。

  • yanae さん

    オケ老人やちょんまげプリンですっかり好きになった荒木さんの作品。タイトルからして楽しい追いかけごっこかと思ったら、ちょっと趣が違う。昔自分が捕まえた泥棒に、元刑事が「みっともなくなる前に殺してほしい」という突拍子もないお願いをしてくる。みっともなくなる前というのも、「介護・尊厳死」がテーマだからこそ。結構重いテーマなんだけど、元刑事を見守るために、泥棒がまっとうな仕事について、刑事の娘たちと交流をもったり、ほっこりする部分もあるし、泥棒がいいやつで基本は楽しく読めた。最後はそうくるかという感じでした。

  • ユザキ部長 さん

    だいたいのマトモな奴はずるくて汚いものを見ないだけ。わがままを貫くおっちゃんの「ちょうどええとこ」を探し殺す。方言が難解(-_-;)

  • 五右衛門 さん

    読了。久しぶりの作家さんでした。前作(ちょんまげプリン?)とは全く違った作風で題名がけいどろってってなりました。(昔この名前のかくれんぼみたいな遊びがあった)内容は刑事が泥棒を追いかけるのではなく泥棒が刑事を見張り、しかも最後はちゃんと看取る?(できたのかな?)様な内容でした。散り際を見極めようと泥棒頑張りますが実際難しいですよね。ラストはこれで良かったんやと思えました。

  • takaC さん

    ちょっと期待はずれでした。お題ありきなんでしょうか?

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荒木源

1964年、京都府生まれ。東京大学文学部仏文科卒、朝日新聞社に入社。2003年『骨ん中』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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