対馬宗氏の中世史

荒木和憲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642083140
ISBN 10 : 4642083146
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
300p;20

内容詳細

倭寇や秀吉の「唐入り」など、国際的事件の舞台になった対馬。一方で、朝鮮半島との交流は必要不可欠であった。この“国境の島”で、中世の日朝外交や貿易を公的に主導した宗氏とはいかなる存在だったのか。歴代当主の治世を辿り、朝鮮との間で五世紀にわたり継続した外交・貿易の基本的な枠組みや、“国境”ゆえに揺れ動いた領国経営の実態に迫る。

目次 : プロローグ “国境”対馬の宿命/ 第1章 中世対馬の国制上の位置(宗氏の登場前後/ 宗氏の国制上の位置)/ 第2章 進展する領国形成と朝鮮通交(領国形成の本格化―宗貞茂の時代/ 「対馬国」の「公方」へ―宗貞盛の時代/ 日朝「両属」下での実利の追求―宗成職の時代/ 豊崎郡主系宗氏の飛躍―宗貞国の時代)/ 第3章 暗転する領国経営と朝鮮通交(斜陽の時代への突入―宗材盛・宗義盛の時代/ 急進的な朝鮮通交とその挫折―宗盛長の時代/ 絶えない政変と騒乱―宗将盛の時代)/ 第4章 復調する領国経営と朝鮮通交(暫定政権の樹立と家中の成熟―宗晴康の時代/ 「国泰家栄」の実現―宗義調の時代/ 家督と隠居の相克―宗茂尚・宗義純の時代/ 多難の時代のはじまり―宗義智の時代)/ エピローグ 対馬宗氏の四〇〇年

【著者紹介】
荒木和憲 : 1978年福岡県嘉穂郡に生まれる。2006年九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了。九州国立博物館研究員・文化庁文部科学技官等を経て、国立歴史民俗博物館准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    宗氏について平安末期から秀吉に臣従するまでの通史。山がちで耕地の少ない対馬だけに、朝鮮との交易を許可することが家臣への知行になっていたというのは興味深い。宗氏が偽使を使ってまで交易にこだわったのは、ときに不思議にも思われるが、家中の統制にも密接に関わっていたと知り納得した。また室町期においては少弐氏と組んで、北九州の領土獲得に積極的だったというのも、意外であると同時に対馬という「孤島」に生きているのではなく、日本と朝鮮を含む広い地域で活動していたことの表れだと思った。

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