ありんこアフター・ダーク 小学館文庫

荒木一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094060898
ISBN 10 : 4094060898
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
387p;16

内容詳細

高校生の“僕”と、渋谷百軒店にあるモダンジャズ喫茶「ありんこ」にたむろする愛すべき不良たち―一九六〇年代、東京オリンピック前夜を背景に描く青春小説。

【著者紹介】
荒木一郎 : 1944年生まれ。俳優、歌手、作曲家、作家、マジック研究家など数多くの貌を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 風眠 さん

    長い休みが取れた時、東京のジャズバー巡りをしたりする。狭い空間の中、手を伸ばせば届きそうなくらいの近さで、ベテランジャズミュージシャンの奏でる音楽にたゆたう。知り合いのミュージシャン達は、いい年した私を未だに「お嬢ちゃん」と呼ぶ。格好つけることがキザにはならず、板に付いている大おじさん世代のミュージシャン達。1960年代、オリンピック前の東京。酒と煙草と女と不良とハイミナール。モダンジャズを「ダンモ」と呼び、裏路地が彼らの生きる世界。大おじさん世代のミュージシャンが青春を過ごした時代。私の知らない時代。

  • もりくに さん

    坪内祐三さんの「文庫本宝船」に教えてもらった本。若い人は知らないだろうが、俳優として、素敵なバイプレーヤーで 「今夜も踊ろう」などの歌を歌う才人、荒木一郎さん。60年代前半の、ダンモ(モダン)ジャズ喫茶「ありんこ」に集まる若者の青春グラフィティー。高校を出て、大学に行かず、サラリーマンにもならず、ジャズで食う日々。それまでさんざ酒と煙草と「ハイミナール」をやって、二十歳になって、大人に向かって背伸びする秘密の匂いが消えたとは、繊細。ずっと近くにいた京子への一途な思いが、切ない。文章が、とてもしゃれている。

  • tjZero さん

    1962年の渋谷、道玄坂のジャズ喫茶”ありんこ”にたむろするハイティーンの少年たちの青春物語。バンドを組み、ダンスパーティーを催し、女子をナンパし、意外とピュアな恋をする。地元のヤクザとトラブり、デモ学生とケンカし、睡眠薬中毒でラリってハイになる。東京五輪を控えて”愚連隊防止条例”が施行。海の向こうでは、マリリン・モンローが謎の死を遂げ、ケネディ大統領が暗殺される。ザワザワした世情の中、少年から青年へと、不穏な二十歳前を駆け抜けるピカレスク・ジュヴナイル。

  • 志波昌明 さん

    歌手の荒木一郎の自伝的な青春小説。舞台となっているのは、1960年代の東京の渋谷や新宿で、109もなく、都電が走っている。街にはチンピラがあふれ、猥雑な雰囲気のなか、モダンジャズのバンドを組み、恋に友情に積極的に街に向かって行く主人公の姿が描かれる。文章がドライで、主人公も一本芯を持って行動していて、かっこよかった。

  • Natsuhiko Shimanouchi さん

    デビュー前にジャズバンドでドラムをやっていたという荒木一郎自身のハイティーン時代をモデルとした半自伝的小説。荒木一郎版「青春残酷物語」。60年代オリンピック前の渋谷と実在したジャズ喫茶「ありんこ」。当時の街の息吹のようなものも伝わるし青春小説としてすごく面白く読めた。出来ればもっと若いうちに出会いたかった。

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