黙読の山

荒川洋治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622073192
ISBN 10 : 4622073196
フォーマット
発行年月
2007年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,235p

内容詳細

「ゲド戦記」の挿入歌に対する疑問、詩の国際交流への批判、文芸時評や作品集、詩と小説、文字とことばについて、傑作「国語をめぐる12章」など58編。2年ぶりの新しいエッセイ集。

【著者紹介】
荒川洋治 : 1949年福井県生まれ。現代詩作家。1972年早稲田大学第一文学部卒業。詩集『水駅』(1975、書紀書林・第26回H氏賞)『渡世』(1997、筑摩書房・第28回高見順賞)『空中の茱萸』(1999、思潮社・第51回読売文学賞)『心理』(2005、みすず書房・第13回萩原朔太郎賞)、評論・エッセイ集『忘れられる過去』(2003、みすず書房・第20回講談社エッセイ賞)『文芸時評という感想』(2005、四月社・第5回小林秀雄賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Yusuke Oga さん

    そぎおとしそぎおとしで辿り着いた枯淡の境地。ヴォルテールのカンディードが気になった。「あれこれの議論をたたかわせながら進むこの哲学小説の結末は、簡単なもの。ああ、この世界はいったいどうなっているのだ。わからない。そうだ「畑でも耕そうか」というところで、終わり。」。なんじゃそれは!であるが、最後に「豆屋でもはじめようか」というあの素敵な小説を思い出したんで・・・。「南方通信」もよかった。人のことがわからない詩人からのお便りがずっと来る。なんて勝手なんだろう。面白い。

  • のんき さん

    初めタイトルを見たとき「黙読の山」と勘違いしてしまった。山は山でもホントの山をテーマにしたエッセイだったので思わず苦笑した。よく知らない山の名前にはルビを振って欲しい、でないとただ黙読するしかない、という意味のタイトルだった。いつもながらの、読書にまつわるエッセイ集。著者とは好きな本の傾向は違えども、本に向き合う姿勢には共感できるところが多い。

  • 黒田錦之介 さん

    簡潔。切れ味鋭く、いつも「真剣」

  • ちあき さん

    散文の書き手としても評価の高い詩人による本についてのエッセイ。とりあげられているのは情報の集積としての本でなく、「読む」という体験を通してその意味があらわれてくるような本。短めの文章が多いが書きとばした感じはない。話題の使いまわしはもちろん、一度表出した感情や思考をついなぞってしまったような箇所が見あたらないのだ。対話の姿勢を欠いた相手や見苦しい言い訳で盗用を糊塗する表現者はきびしく批判されている。しかし、その言葉は言葉として鋭く磨かれたものにすぎず、居丈高な身ぶりとは無縁である。じっくり読むに値する本。

  • まし さん

    エッセイ集。著者ならではの、こだわりが面白い。様々な小説家が紹介されているけど、ブッツァーティを読んでみたいと思った。

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人物・団体紹介

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荒川洋治

1949(昭和24)年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。75年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞、『過去をもつ人』で毎日出版文化賞書評

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