読むので思う

荒川洋治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784901998383
ISBN 10 : 4901998382
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,237p

内容詳細

本を読むと、何かを思う。本など読まなくても、思えることはいくつかある。だが本を読まなかったら思わないことはたくさんある…。ことばを見る、ことがらを読む。詩人・荒川洋治の最新エッセイ集。

【著者紹介】
荒川洋治 : 1949年福井県生まれ。現代詩作家。1972年早稲田大学第一文学部卒業。詩集『水駅』(1975、書紀書林・第二六回H氏賞)『渡世』(1997、筑摩書房・第二八回高見順賞)『空中の茱萸』(1999、思潮社・第五一回読売文学賞)『心理』(2005、みすず書房・第一三回萩原朔太郎賞)、評論・エッセイ集『忘れられる過去』(2003、みすず書房・第二〇回講談社エッセイ賞)『文芸時評という感想』(2005、四月社・第五回小林秀雄賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かりあ さん

    2回目の再読。この人の文はすごく真っ直ぐでいて、選ぶ言葉ひとつひとつが温かい。そして、やはりことばを扱う人だからか、本当にことばが大好きなのだ。しかしなによりも見習いたいのは、物語の引き出しが多い。たとえば「ボールペン」ひとつとっても、「誰々の『ボールペン』って短篇があるけど云々」、とか、「『行きつけの店』って言ったらそういえば誰々が書いた「何々」の中の行きつけの店はすごく好きだ」とか、とにかくいろんなところから物語を引き出してくる。そんな引き出し、どこに売ってるんですか。荒川さん。

  • かりあ さん

    なんだか複雑に思いが絡み合って、言葉にするのに苦労する。読んでいて感じたり考えたりさせられることがものすごく多かった。この本は、あえて単行本で買ってよかったと思う。文学と読書と言葉について書かれたエッセイではあるけれど、そこから生き方が見えてくる。そういったことについて、振り返り考え直したいとき、私はその度にこの本をひもとくだろう。

  • チェアー さん

    読んだ本の内容はすぐに忘れるので「文学談義」は無理と思ってきたけれど、筆者はぼんやりした途切れる会話でいいのだと言う。好きに読んで何かが心に残ればいいんだと励まされたような気になる。読んで思って終わり。役に立たない読書こそ、読書だなあと思う。

  • つれづれ さん

    読んで思った人のことばを読んでまたわたしは思う。そして書く。わたしのところで細く拙いものになってしまうとしても、そうして繋がって"思い合って"いくことは、とても楽しいし、生きていて良かったなあと思う瞬間。それにしても、荒川洋治の本は、振り返りたいことばが多くて、付箋だらけになってしまう。

  • らびぞう さん

    66編のエッセイ集。いろんな本の紹介もあり、手に取って読んでみたくなる本もあった。「日記のようになれたら」物事が繋がらなくても、それがわからないのが日記であり、実際にあったことに従うものではないと書かれていて、納得。「読むことば」今まで、関心事をかんしんごとと認識していた。正解は、かんしんじ。幾つになっても、初知りなこと、間違えて認識していること、本当に多い。

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人物・団体紹介

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荒川洋治

1949(昭和24)年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。75年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞、『過去をもつ人』で毎日出版文化賞書評

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