空中の茱萸

荒川洋治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784783711568
ISBN 10 : 4783711569
フォーマット
出版社
発行年月
1999年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,123p

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読書メーターレビュー

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  • かふ さん

    「茱萸」を食べたことがある。それは「ズミ」かもしれない。幼少の頃に食べた「赤い甘い実」を茱萸と知ったのは後のことだ。知らない実なのに食べてみた。周りの子供達が食べていたからか、美味しいと進められたからか?わからないけどつまんで食べた。「ズミ」かも知れなかったと今では思う。現代詩のわからなさ、例えば専門書の固有名詞がわからないとお手上げになるみたいな。ここにもわからない人物名が頻発する。知っている固有名詞も。しかしわかるところ、文体、語尾とか言い回しで、その専門書の癖がわかる。美味しいのか不味いのか?

  • ヤスミン さん

    巧みな表現が数多くあり言葉が成立するかしないかの間で詩を書き表している。事実なのか空想なのか、夢なのか幻なのか。全体としては戦後の雰囲気を漂わせていて独特の表現と視点で言葉を捻り出して書いている印象を受けた。

  • 美穂 さん

    川上未映子さん押しなので読んだ。最初真面目な話かと思ったけど、面白い話だった。こういう発想は風刺っぽいけど、成る程そういう考えを身につけると生きやすいと思った。他、意味不明な不思議感もあったが、にやっとしながらすぐ読了。一部ソローキンの青い脂的不明感と一種の難しさを覚えた。もう一度読んでから、忘れられる過去あたりも読んでみたい。

  • Yusuke Oga さん

    すごく良かった。唸った。とにかくすばらしいので、「現代詩」とかめんどくさい、って思ってるひとにこそひろく読んでもらいたい。怜悧で、鋭くて、でも、現代詩特有の自分勝手さ難解さなんかではけっしてない。みんなを相手にしているような、おおきな空気のなかで書いている著者の真摯さは、たのしいし、微笑ましい。詩の中で詩がかかえる問題をじっさいに提示し、あきらかにして、それがぜんぜん堅苦しくなく読み物としてこんなに面白いなんて。いちばん最初の、岡本太郎vsハマコーが出てくる「完成交響曲」は、何度読んでもため息が漏れる。

  • 天来 さん

    おおが

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人物・団体紹介

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荒川洋治

1949(昭和24)年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。75年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞、『過去をもつ人』で毎日出版文化賞書評

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