荒俣宏妖怪探偵団 ニッポン見聞録 東北編

荒俣宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784054065857
ISBN 10 : 4054065856
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
257p;19

内容詳細

すごいぞ!河童の好物尻子玉って本当にあったんだ!本書にて初公開。殿様の珍品コレクションに博物学者×古生物学者×妖怪小説家が挑戦する。

目次 : 第1章 探偵団、まずは岩手で妖怪を考える(旅の始まり、もしくは早々の前途への不安/ 河童百態、百花繚乱!/ 河童はゴミ箱なんだと古生物学者は言った ほか)/ 対談 宮沢賢治×南方熊楠談義―岩手と和歌山をつないだ超絶な日本人/ 第2章 地獄と極楽、この世とあの世。探偵団、死後の世界を歩く(健康で文化的な最高限度の生活・at・あの世/ 青色絵の具は富裕の印/ 開眼!堪能!美術解剖学的怪異鑑真メソッド(地獄絵編/ 幽霊編) ほか)/ 第3章 君はもう見たか!?好奇心が爆発する殿様の博物コレクション(即金で購入された「珍しいだけ」の奇魚/ 南部特製博物コレクションフルコース/ 最後に 事典と実用書の中の妖怪たちが教えてくれること)/ 第4章 対談 京都vs東北―中央から見た鬼の国

【著者紹介】
荒俣宏 : 博物学者・小説家

荻野慎諧 : 理学博士。古生物(哺乳類)の専門家

峰守ひろかず : 作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たいぱぱ さん

    出版社の宣伝文句「妖怪版・ブラタモリ」は那須与一ばりに的のど真中を射てます。荒俣宏さんがタモリで、古生物学者の荻野さんと作家の峰森さんが近江ちゃんです。いつもながらの荒俣先生の多岐に渡る国宝級の知識は、凄し面白い!座敷わらしや河童の木乃伊、殿様が集めた正体不明な珍品や幽霊画を科学的に生物学的に民俗学的に色んな角度から切り込む姿勢は知的好奇心を満足させてくれる。宮沢賢治と佐々木喜善の関係にもワクワクする!江戸時代から外国と交流があったという東北。高橋克彦作品で火が付いた東北興味魂に油を注いだ一冊でした。

  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯 さん

    博覧強記の荒俣先生と古生物学者の荻野先生、伝奇小説家の峰守さんのトリオが東北の妖怪を巡る旅。座敷童の伝説のある旅館や地獄絵、科学が始まる前の時代の科学的(博物学的)コレクションや幽霊画など民俗学や古生物学などの視点からの考察にワクワクしっぱなし。東北篇と銘打たれているけれど、コロナが落ち着いたら熊楠の和歌山を中心とした近畿篇など日本全国をまわってもらいたい!

  • 鯖 さん

    古生物学者の大石先生の「河童はゴミ箱」という表現が面白かった。アカハライモリのような赤さを持つ薬になる両生類系の河童に、カワウソのようなほ乳類の河童。世の中の不思議にどうにか折り合いをつけるべく、人が事象に名を付け妖怪を産み出したのと同じなのだなあ。…ただ一番衝撃だったのは、宮沢賢治の妹のトシさんが日本女子大に進学したのは賢治がトシさんをモデルとして、音楽教師と女生徒との三角関係を描いた小説を地元の新聞に連載したので、花巻にいられなくなってしまったからという。賢治よおまえもか。

  • カツ さん

    荒俣御大が書いた本だと思っていたら違っていた。地方にはまだまだ市井の博物学的資料が多くあり、いろいろな分野の専門家に見てもらえば凄い発見が出てくる可能性があるというのが面白い。「和漢三才図会」でさえそうなんだもんなぁ。

  • 尾白 さん

    開かれていて、閉じもする東北。図書館から借りたのだけど…。ちっとも読み足りない気がするよぅ   ( 。゚Д゚。)

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人物・団体紹介

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荒俣宏

1947年、東京都生まれ。作家、翻訳家、博物学者、幻想文学研究家として、多彩な執筆活動を行う。シリーズで350万部を超える代表作『帝都物語』(角川書店)で日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』全7巻(平凡社)ではサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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