サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」 ブルーバックス

荒俣宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062579087
ISBN 10 : 4062579081
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
432p;18

内容詳細

20世紀科学の祭典にようこそ!過剰な刺激を欲し続ける現代人にとって20世紀科学の発明・発見の舞台裏こそリアリティを体感できる大人の遊園地だ。

目次 : 第1部 ドイツ科学の光芒(スペクトルとスペクタクル/ 科学を見せる劇場のこと―ジオラマの歴史/ 彫らない版画の誕生/ 薬種店と一角獣/ 機械がつくった「馬」/ 利離縁タールの幻の翼/ ロコモーティヴの啓示/ ベンツの祖先は自転車だった/ Uボートは人食いザメ/ ジーメンスの通信革命/ バベジの原コンピュータ/ ロボットとからくり人形のはざま)/ 第2部 アメリカ科学の愉快(電話の発明とヘレン・ケラー/ メンロパークの魔術師/ 万博のタイムカプセル/ 自然史博物館とスミソンの功績/ 空飛ぶ自転車の怪/ 女の脚を変えた発明/ ロケット待つ銘菓ゴダードの悲劇/ ドイツから来た天才ロケット学者/ ターボジェットと発想した男/ 革命児ノイマン、ここにあり/ プリンストン高等研究所にて)

【著者紹介】
荒俣宏 : 1947年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、10年間のサラリーマン生活を経て作家として独立。『帝都物語』で日本SF大賞、『世界大博物図鑑 第2巻 魚類』でサントリー学芸賞受賞。神秘学、博物学、風水等多分野にわたり執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ドイツやアメリカの近代科学技術に関する科...

投稿日:2021/06/13 (日)

ドイツやアメリカの近代科学技術に関する科学技術史の本です。科学に関心がある方なら気軽に読むことができる一冊になっていると思います。荒俣宏先生が実際に海外の博物館へ行ってみて感動した記録が綴られていて、先生の情熱をとくと感じることができます。

Ein さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat さん

    荒俣せんせーの興味の幅の広さね。正に博物学者による近代科学物語でした。但し、ドイツとアメリカに限る。と。科学専門の方とはちょっと違う様に思われる独特の切り口、目線が斬新に感じました。科学者の人物像と言うよりは、社会との関わりに重きが置かれているのかなぁ。 プリンストン高等研究所の章にて、“二十世紀最後の奇人となることを生涯の夢とする”との記が。儂は認めますけどね。( ¨̮ )。 せんせーの様に、貪欲に知識を貪りたい人生であった。@凡人

  • きいち さん

    自分ってつくづく文系なんだなあ、と思い知らされるような。◇95年のドイツ・アメリカ科学博物館探訪記をもとにした、20世紀の技術史が、エジソンはじめ小さなときにマンガの伝記で読んだ人からとても伝記にならなそうなエキセントリックな奇人まで、列伝で語られていく。飛行機、ロボット、電話、コンピュータと短章が重ねられて面白い。この形式だから読めるんだよなあ。◇それにしても終章がすごい。ネット以前の21世紀展望が今読んで全然おかしくない。技術の連なりが作った人の連なりが技術を連ねていく姿は変わらない真理、ってことか。

  • ぐうぐう さん

    19世紀に発展したドイツ科学と、そのドイツを受け継ぐ形で花開いた20世紀のアメリカ科学を二部構成で紹介する。まえがきで著者が述べているように「科学の歴史の人間部分に光をあて」ようとする点が、なんとも荒俣宏らしい。ところが、いざ読み始めると、意外や、これが真っ当な科学史なのだ。そこが逆に物足りない。荒俣流の視点が、もっとあっていいと思うのだ。とはいえ、働かないロボット考や、聾唖者のための発明が電話機を生むベルの皮肉など、ユニークな解釈は荒俣宏ならではと言えるかもしれない。

  • 宇宙猫 さん

    ★★ サイエンスの方が面白くて、異人の話は無くてもよかった。

  • たかぴ さん

    著者の科学と非科学の間を行き来する知識が好きです。

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人物・団体紹介

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荒俣宏

1947年、東京都生まれ。作家、翻訳家、博物学者、幻想文学研究家として、多彩な執筆活動を行う。シリーズで350万部を超える代表作『帝都物語』(角川書店)で日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』全7巻(平凡社)ではサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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