ハーブガーデン 物語の王国

草野たき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265057702
ISBN 10 : 4265057705
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,221p

内容詳細

「子どもなんて仕事の邪魔でしかない」という母親の声を聞いた、由美はお母さんに嫌われないように自分の気持ちを言わないでいた。でも、心の中は寂しかった。そんな時、憧れのモデルそっくりな綾芽と出会って…。

【著者紹介】
草野たき : 1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。99年『透き通った糸をのばして』(講談社)で第40回講談社児童文学新人賞を受賞。01年同作で児童文芸新人賞を受賞。07年『ハーフ』(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞を受賞

北見葉胡 : 1957年鎌倉生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。『ルウとリンデン旅とおるすばん』(講談社)にて2009年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • miyumiyu さん

    小6の長女が友達に勧められて読んで、すごく良かったからと勧められて。ルックスにも性格にもコンプレックスを持ち、誰にも本音が言えない由美が通うハーブガーデン。子供の意地悪や大人の無神経さもリアルに描かれている。由美がお母さんと友達に本音でぶつかり、心が通じ合って行く過程は清々しくてスカッとする。現実逃避したところで何も変わらない。今いる場所で、もがきながらも自分で殻を破っていくしかないのだ。高学年女子が感情移入しながら読むもわかる。大人が読んでも良い話だった。

  • ミーコ さん

    最初はイマイチかな?と思ってたのですが 後半 引き込まれて一気に読んでしまいました。お母さんにも友達にも本音が言えず、モデルのさくらちゃんに憧れてる由美。自分に自信がなくて悲観的で イライラしたけど 最後にはお母さんとも花蓮ちゃんとも本音をぶつけ合い、心が通じ合い 本当の親子 友達になれてホッとしました。すみれさんのハーブガーデンはスッキリしない終わりでしたが・・・。 志保ちゃんと真里奈ちゃんが凄く嫌な子で気分 悪かったけど 花蓮ちゃんと戦って行く姿に思わずガッツポーズに…。出会えて良かった1冊にー。

  • 七色一味 さん

    読破。イタイ主人公なんですが──、なんとなく、そうする気持ちがわからなくもない、かな…。一つの場所や一人の人に、必要以上に依存してしまったり憧憬を抱いてしまったりっていうのは、心の何処かに、満たされない思いがあるからかもしれません。それは──例えばほんの些細な、家族のちょっとした言葉だったり、仕草だったり──そういう部分から敏感に察知してしまう、拒絶感だったり愛情の欠如だったり…。綺麗なハーブガーデン、でも、人の心の中は、そんな綺麗事では表しきれない思いが渦巻いている──たとえそれが子供でも。

  • 飛鳥 さん

    塾に行く前に寄る空き地で憧れのモデルにそっくりの中学生の綾芽に出会い100種類以上のハーブの植えられたカフェ「ハーブガーデン」に行く。綾芽に気に入られたくて小学生の由美は必死に毎日カフェに行き自分の思いは抑え綾芽の機嫌を取る。人に嫌われたくなくて母親の前でもクラスメイトの花蓮の前でも良い子を演じ続ける。憧れのモデルさんや花蓮になりたくてでもなれる訳ないし、彼女たちにも欠点や思い通りにいかないで悩んでるんだって知っていく由美。憧れるばかりじゃなく憧れの人に近つこうと前向きに戦う決意をした由美が良かった。

  • 雪丸 風人 さん

    大人も子供もすごく不器用という珍しい作品。夢も目標もない、誰にも嫌われたくない、そんな自分を抑えた主人公の少女が、素敵な人に出逢い、美しいハーブガーデンのカフェに招かれますが、やがて「そこだけが居場所」というふうに自分を追い込んでいきます。大切なのは、ままならないのは自分だけじゃない、誰しもそれぞれに抱えるものがあるという気づきですね。別の人に生まれたかったとさえ思い詰めていた主人公が、本当の気持ちを明かすことの爽快さを知り、なりたい自分に目覚めるところが素晴らしかったです。(対象年齢は11歳以上かな?)

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草野たき

1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。’99年『透きとおった糸をのばして』(講談社)で第40回講談社児童文学新人賞、’01年第30回児童文芸新人賞を受賞。’07年『ハーフ』(ポプラ社)で第47回日本児童文学者協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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