さよならの手口 文春文庫

若竹七海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167902209
ISBN 10 : 4167902206
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
追加情報
:
431p;16

内容詳細

探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。入院した病院で同室の元女優の芦原吹雪から、二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼される。かつて娘の行方を捜した探偵は失踪していた―。有能だが不運な女探偵・葉村晶が文庫書下ろしで帰ってきた!

【著者紹介】
若竹七海 : 1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。1991年、「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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葉村晶シリーズです。今回は、往年の大女優...

投稿日:2021/03/03 (水)

葉村晶シリーズです。今回は、往年の大女優から失踪した娘の消息を調べる 依頼を受けます。後半まで事件らしき謎がどんどん追加され、展開が全く 見えません。それでも、一気に収束させ、さらにおまけもついてくる、 お話の進め方のうまさにうなります。 葉村晶は以前に読んだ「悪いうさぎ」から10才ほど年をとって40才に なりました。体力、気力ともに落ち込んでいる描写が随所に出てきます が、これが好感を持てます。 今さらですが、3作品読んで葉村晶シリーズがハードボイルドである ことがわかりました。とてもおもしろいです。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紅はこべ さん

    世界一不運な泥棒がドートマンダーなら、世界一不運な探偵は葉村晶。ハードボイルドとコージーとサイコキラーサスペンスと詐欺師ものを全部ひっくるめたようなミステリ。ハードボイルド探偵がしょっちゅう頭を殴られて気絶するのは笑い話にもなっているが、葉村晶の場合はリアリティあり。所々に出る古いミステリのタイトルにワクワク。因みに『追跡犬ブラッドハウンド』は私も読んでいます。基本的に葉村晶は人が良くて心優しいんだよね。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶は本作でも出だしからエンジン全開。しかし決して元気満タンではない。笑顔満点でもないし、意気軒昂でもやる気満々でもない。いややる気は結構ある。葉村晶は仕事ができる探偵なのだから。物語はしゃれこうべに頭突きを喰らわせるという出だしから始まる。えええっ? である。そして本作でも葉村晶には次から次へと災厄が降りかかる。まさに満身創痍の女探偵をそれこそ冒頭から結末まで応援した。どうやら私はすっかり葉村晶に魅了されてしまったようだ。エビグラフと結びがチャンドラーへのオマージュ。

  • つるちゃん0719 さん

    久しぶりのシリーズ長編!堪能しました!前作より13年、葉村も40を超えて周りの環境も変わって長谷川探偵調査所が閉鎖、ミステリー専門本屋でアルバイトする葉村が複数の事件に巻き込まれ結果的に、探偵という職業に戻る。本筋の事件、付け込まれる事件、付随する事件と多岐に渡りという贅沢な内容。葉村に降りかかる不運、人の嫌な面や哀しい想いが盛り込まれている。気付けば葉村は同年代、どうしたって感情移入してしまう。

  • 冴子 さん

    いや〜面白かったです。新作を先に読んでしまって、積読本に手をつけましたが、もっと早く読んでたら、きっと次が待ち遠しかったかな。どんどん事件が積み重なっていくけど、布石がちゃんと回収されていって、彼女の捨て目が活きてくる。凄い! ドラマ化したら、誰がいいだろうか、なんて考えながら。ただ、登場人物が多すぎて、何度かページを繰り直しました。最初に人物紹介があった方が有難いです。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    葉村晶その4。前作との間があいていたので主人公も環境が変わってますが、嫌な人に事件に巻き込まれるのは相変わらずで、ひとつの長編でいろいろな事件を解いていく展開がイイ。

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人物・団体紹介

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若竹七海

東京生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、連作短編集『ぼくのミステリな日常』でデビュー。以降、青春ミステリから歴史ミステリ、ホラーまで幅広いジャンルで、多彩な作品を発表。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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