日蝕えつきる

花村萬月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087716696
ISBN 10 : 4087716694
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
221p;20

内容詳細

天明六年、来るべき皆既日蝕を背景に起きた、男と女の残酷物語。
暗黒の極限、無惨な生死を描いた、渾身の時代小説集。

女は軽井沢宿で飯盛女をしていたが、江戸に逃れて夜鷹となり、唐瘡に罹ってしまう(「千代」)。歌舞伎の戯者になることを
希う男児は、京から下り、希望とは裏腹に江戸の陰間茶屋で育てられることに(「吉弥」)。濡れ衣の人殺しで入牢した男は
覚悟の準備をしていたが、そこで地獄の光景を目にし、自らも責問を受ける(「次二」)他、鬼気迫る五つの暗黒物語。


【著者略歴】
1955年東京都生まれ。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
1998年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞。著書多数。

【著者紹介】
花村萬月 : 1955年東京生まれ。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で第二回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年『皆月』で第一九回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『ゲルマニウムの夜』で第一一九回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    うぐわぁぁぁぁ。でもそれだけじゃないところが、萬月さんの「さすが」なんだよなぁ。

  • starbro さん

    花村萬月は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。本作はエロス控えめですが、天明六年正月元日の皆既日蝕に引き込まれる様に運命を翻弄される男女の物語、花村萬月の妖しげな世界炸裂です。オススメはいずれもマニアックなリアリティ観満載の「吉弥」と「次二」です。花村萬月未読の方には、推奨しませんが・・・【読メエロ部】

  • いつでも母さん さん

    天明六年正月元旦日食皆既・・五人のその日その時、花村萬月が綴る絶命の連作短編。暗く哀しくなんてサラッとは言い尽くせない。さすがの花村萬月だった。なかでも『吉弥』と『登勢』は苦しかった・・女も男も『死』だけは必ず平等に訪れるが、こんな最期は救いもない。読後は重い・・お薦めは出来ないなぁ・・今、楽しんで日食を観ることが出来る幸せを噛みしめる。

  • GAKU さん

    千代、夜鷹、梅毒。吉弥、陰間養成。長十郎、浪人、切腹。登勢、島流し、堕胎。次二、飢饉、拷問、牢獄。天明六年元旦の皆既日食が最後の日となる、男女5人の時代短編集。どれも暗く、悲惨で救いようのない話ばかり。花村萬月さんは大好きな作家で、初期の作品は殆ど読み漁っていました。久しぶりの氏の作品。しかも初めての時代小説。以前にも増しての重くて、暗い、圧倒的な迫力。特に「吉弥」が凄かったな。痛々しすぎる。中途半端な気持ちの時に読んだら、間違いなく落ち込むね。簡単に人には薦められない要注意の一冊。やはり花村萬月は凄い!

  • ひらちゃん さん

    皆既日食の日に還らぬ人となる短編。酷い最後があまりにも残酷で途中で断念しました。やりきれない気持ちに苛まれ…。初読みでしたが、他の作品もこんな感じなのかな。

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花村萬月

1955年東京生まれ。’89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。’98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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