心中旅行

花村萬月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334911836
ISBN 10 : 4334911838
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
327p;20

内容詳細

小説を愛してやまない文芸編集者の澤野逸郎は、文芸誌“小説○○”の編集長になった。妻と双子の娘に囲まれ、幸せの絶頂かと思われたが、気づけば編集部には鬱が蔓延、作家とのトラブルも続き、やがて大量の薬に溺れるようになる。時を同じくして、部下である新人編集者の豊嶋と不倫関係が始まった。薬と肉欲にまみれた逸郎を、不幸の連鎖が襲う。その行き着く先は―。

【著者紹介】
花村萬月 : 1955年東京生まれ。’89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞。同年、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    花村萬月は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。私は今までは隠れエロ部でしたが、今回カミングアウトして【読メエロ部】に正式に入部しました(笑)【読メエロ部】各位 花村萬月は、【読メエロ部】の課題作家ですので、未読の方は是非お読み下さい。本作は、エロ少な目なので、入門編として宜しいかと思います。表紙の画像がないので、こちらをどうぞ⇒http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334911836

  • Tsuyoshi さん

    部下である女性編集者との不倫や過剰な薬物依存に陥りつつも公私ともに順調だと思っていた夫だが、妻の不倫、多額の借金が発覚により妻への憤り以上にあらゆるものに依存する己の弱さを自覚し、娘を含めた一家心中の旅へと向かっていく話だった。ラストに心中を思い止まらせたものは流氷だけではないだろうが何だか腑に落ちない結末に。夫婦の関係以上にリアルな性描写や編集者の不気味な強さの方が印象的だった。

  • わむう さん

    文芸誌の編集長になった男が、睡眠時無呼吸症候群になり、向精神剤と睡眠導入剤と、部下の美人編集長と不倫に溺れるが、実は妻も不倫をしていて男性に何もかもを貢ぎ、全てを失ったことが発覚し、妻と子を連れて最期の旅に出るというシンプルなお話。

  • 幹事検定1級 さん

    出版社の編集長と編集者の不倫が最初の構成でしたが、後に妻の不倫と膨大な借金によって首が回らなくなり、子供も含め自らの命を絶つ旅に出かけていきます。子供のために何とか他の解決策はなっかたのか読みながら疑問を感じました。エンディングで夫がとった行動によって幼い娘が救われたはずと信じた読了です。(図書館本)

  • reading さん

    非常に有能な若手編集者である美貌の豊嶋。その豊嶋からの誘いによる情事は僥倖ではあったが、結局心中旅行を引き起こす原因となった。作中でV40が称賛されるが、主人公の愛着ぶりがうかがえた。一度試乗したことがあるが、所有すればその長所が感じられるのだろう。後半は冬の北海道が舞台となり、寒々しい描写と両断されて半身となったキタキツネの写真が掲載されて、寂寥感が高まる。ラストで心中を思いとどまったが、この先どのように再生していくのだろうか。

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花村萬月

1955年東京生まれ。’89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。’98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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