本なんて!作家と本をめぐる52話

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908059117
ISBN 10 : 490805911X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
249p;19

内容詳細

目次 : 塩一トンの読書(須賀敦子)/ 南の島で読む本(四方田犬彦)/ 読むこと書くこと(浅田次郎)/ 馬鹿的思考(穂村弘)/ 心はさびしき狩人(開高健)/ 挙動不審になりがちな(角田光代)/ あとからゆったりと倒れる本の群もあるのだ(草森紳一)/ 捜しものはなんですか(椎名誠)/ 作家の好きな言葉(長嶋有)/ 私の好きな読みもの(夢野久作)〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 岡部敬史/おかべたかし さん

    想像をはるかにこえてよかった本にまつわるアンソロジー。「本なんて!」というタイトル、素晴らしいな、よくつけたと思う。愛するけれど「本なんて」っていう存在でいいのかもしれない。本は学校が勧めなければもっと読まれるのかもしれない。しょせん本なんて。そんな気持ちでもいいんだよ。そんな聖人君子が読む本ばかりじゃなくていいんだよ。気軽な相棒探しな気分で今の子たちが本と付き合ってくれるといいな。この本、書店で無料で配れないか。税金で買って配れないか。電子マネーには税金が出るんだからな。

  • かりさ さん

    52人の作家たちの本にまつわるエッセイアンソロジー。とても面白かったです。須賀敦子さんの「塩一トンの読書」から始まり(これだけでもかなり嬉しい)、古今の作家さんたちの本への思い、かつて関わった人々、妄想などとても楽しく読みました。なお一層の本への愛が膨らむのを確かに感じながら。何度読んでもうっとりするのは、夢野久作「私の好きな読みもの」。ポオの幻想作品への思いに大いに共感。森茉莉の「独逸の本屋」も好き。本への思いは愛しさと共に切なさも連れてくる。出会った幾多の書物と共に我が歴史も織り込まれるからかしら。

  • コットン さん

    浅田次郎の「多少の背徳を感じつつ、しかしやむにやまれね酒色や麻薬のように、何となく隠れ隠れ、読書を続けてきた。」という体験が普通とは違い凄い。万城目学や芥川龍之介の意味もない何気ない文章の何て上手いことか!と実感。荒川洋治の『つか見本』では束見本の意味を知る→(本の中身は白紙だが、実際の製本時と同じ紙で製作された見本のこと。)

  • 九月猫 さん

    食アンソロジーも好きだけど、こちらは本のアンソロジー。本好きにはたまらない。身に覚えが「あるある!」も「さすがにそれは……っ」も「賛同できかねます」ということも、みんな本が好きだという出発点が同じ(と言うと恐れ多い?)なので読んでいて楽しい。普段、目を逸らしている「いやー!知りたくないーー!」な『統計』でキレイにオチがついたので、オマケ的一篇はいらなかったかも。6万冊の蔵書には程遠いけど、共感と興味を覚えたのは草森紳一さん。久世さんの太宰暦と、荒川さんのつか見本も印象的。須賀敦子さんはやっぱり読まなきゃ!

  • Ikutan さん

    本に纏わるエッセイ52編。個性豊かで楽しい。西村賢太氏の保存用の本の取扱い方には、びっくり。莫大な蔵書に囲まれている草森紳一氏や夢枕獏氏。その本たちに対する愛情がヒシヒシと。好きな言葉は『増刷』の長島有氏。アハハ、たしかにね。馴染みの作家さんの文章はやっぱり、読みやすい。小川洋子さんの『本を読む人が好き』や角田光代さんの『挙動不審になりがちな』に好感度アップ。最後の土屋賢二氏の架空の本の紹介には、クスリと。さすが、本を作る側にいらっしゃる作家さんたち。本に対する熱い思いやこだわりが溢れていました。

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芥川龍之介

作家。1892年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒業。1916年「新思潮」に発表した短編小説「鼻」が夏目漱石の賞賛を受け、作家としての地位を確立してゆく。1921年頃より心身に不調をきたすようになり、1927年、35歳にて自死を遂げる。小説をはじめ、随筆、童話、戯曲ほか多数の著作がある

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