深夜百太郎 出口

舞城王太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784904292624
ISBN 10 : 4904292626
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
533p;19

内容詳細

二つの街を行き来する百物語、遂に出口へ。その先で何を見たの?50写真!一話完結50小説!

【著者紹介】
舞城王太郎 : 1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第十六回三島由紀夫賞を受賞。近年は小説に留まらず、翻訳、短編映画や短編アニメの原案、脚本、監督などを手掛けている

MASAFUMISANAI : 佐内正史。1968年静岡県生まれ。1995年、第十二回キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。1997年『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第二十八回木村伊兵衛写真賞受賞。近年は自主レーベル「対照」より私家版写真集を発表し続けている。現在、アストルティアで精力的に撮影中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みっちゃん さん

    持続的に沸き起こる寒気の為に、ストーブの前に陣取り読むが、あまり効果はない。こ、怖い。そして何だか悲しい。この異界のモノどもも、元はごくフツーの人間だったろうに。愛やら憎しみやら執着やら、ごった混ぜの感情の成れの果て。最終話、百太郎の【ワタシシ死】が凄まじい。ここまで怒り、憎めるものか。やっと出口から出られてほっとしているが、ここはほんとに元の世界なのか、ちょっと自信がない。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    入口に対して守れなかった話も多くて辛い。その中で霊的能力者である祖父の遺体を巡る葬式狂想曲な「寝ずの番」のスピード感は楽しい!是非、アニメで観たいな!そして余りにも異色な「九十九太郎 呪い」の次に来るのが「百太郎 ワタシシ死」。「一太郎 アナタタ」と対を為すのは「ワタシシ死」は語り手がとことん、自己中心的だからだ。過去の自分を憎悪し、否定し、消そうとして彼女の息子は永遠に殺され続ける事になってしまう。それが分かっているのに自分への怒りや殺意は止まらないという自己中心性は私も持っているからこそ、最も恐ろしい

  • めしいらず さん

    舞城版「百物語」の後半50編。著者が縦横無尽の創造力でここに詰め込んだのは、「??」な奇譚であり「!!」な恐怖譚であるが、そんな形を借りながら多くの話の中で本当に語っていたのは、是非ない強固な「家族愛」だ。守るべき家族を災禍に巻き込んだ上、遂には守り切れず死に往く男の忸怩「カラスの神」、死を超えて繫がる親が子を、子が親を思う気持ち、見守る親族の優しさが胸を突く「保留中の黒電話」が好き。そして本書の白眉は最終話「ワタシシ死」。自己愛に溺れた女が死後に知る己の過ち。死して尚逃れられぬその十字架。愛の苦しみ。

  • 眠る山猫屋 さん

    ・・・全然、出口じゃない。 (→)

  • 里愛乍 さん

    世の中ホラーやオカルト数あれど、自分的にフィクションだと割り切って読めるものはどんなに怖くても残らない。滅茶苦茶怖いのに因果関係がはっきりと綺麗に完結しているのもそう。本書の怖さというかヤバいと思うところは偶々の体験・縁者・癖等、巻き込まれ型的な怖さを感じてしまうからなんですね。結構理不尽だし、人間の好奇心・探究心を突くものもあるし、人とは結構なリスクを背負って生きているものだな、と。うん、楽しい現代版百物語でした。舞城さんのポップな文が最後までのせて読ませてくれました。面白かったです。

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舞城王太郎

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。’03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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