キミトピア

舞城王太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104580064
ISBN 10 : 4104580066
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
追加情報
:
445p;20

内容詳細

離れても、壊れても、二人のYOUTOPIAを信じてる。


あなたが見せるその「優しさ」ってなんか違くない? 夫が分泌するものに、妻は名前をつける(「やさしナリン」)。許せない渾名の先輩をストーキングする私の親友(「ンポ先輩」)。一人ぼっちの部屋に突然現れたもう一人の自分(「あまりぼっち」)。話題作に書下し三作を追加、舞城最多七篇で編むトータル・ストーリーズ。


目次
やさしナリン
添木添太郎
すっとこどっこいしょ。
ンポ先輩
あまりぼっち
真夜中のブラブラ蜂
美味しいシャワーヘッド


舞城王太郎(マイジョウ・オウタロウ)
1973年福井県生れ。2001年、『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年、『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『好き好き大好き超愛してる。』『ビッチマグネット』『短篇五芒星』「美味しいシャワーヘッド」(『キミトピア』収録作品)が芥川賞候補となる。他の著書に『熊の場所』『九十九十九』『みんな元気。』『SPEEDBOY!』『ディスコ探偵水曜日』『NECK』『イキルキス』など多数。2012年には、『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行、また、原作を手がける『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の連載開始、特撮映画『巨神兵東京に現わる』(庵野秀明制作・樋口真嗣監督)の「言葉」を書下ろすなど、活動の幅を広げている。




【著者紹介】
舞城王太郎 : 1973年福井県生まれ。2001年、『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。’03年、『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『好き好き大好き超愛してる。』『ビッチマグネット』『短篇五芒星』「美味しいシャワーヘッド」が芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    舞城王太郎さんの短編集。どの作品もオリジナリティあり読ませる。「やさしナリン」の夫兄妹の欠落部分のやるせなさ。そして舞城作品で夫婦の真理を見るとは思わず驚愕。「添木添太郎」は舞城さんらしい世界観。まさかのいないいない。「すっとこどっこいしょ」も予想しない世界へ連れて行ってくれる。「美味しいシャワーヘッド」が個人的には最も好み。不思議な事件の中に見つける人間の真理。もしくは誰にも近い経験がある感情。舞城王太郎さんの世界観と、広い読者にも受け入れやすい要素が相まって絶妙な余韻を残す。未読の作品を早く読もう。

  • いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】 さん

    図書館**ワルツみたいな小説(褒め言葉)**二人のYOUTOPIAを信じてる!あなたが見せるその「優しさ」ってなんか違くない?夫が分泌するものに妻は名前をつける『やさしナリン』を始め、エンジン全開な舞城ワールドは、今日も読者そっちのけです(笑)!――爆笑!爽やかな本の表紙、爽やかな文体…しかし、内容は爽やかに愛を語り合っている様に見せかけて、予想の斜め上をカッ飛んでました!これからも綺麗なフィナーレ無用!ゴーイングマイウェイで居て欲しい!起承転、起承転、起承転・・・とワルツみたいな文体がクセになる!良書!

  • けい さん

    舞城さんの作品は初読み。日常の延長線上にある不思議な事柄を独特の世界観で強調して描いている。ただ内面の描写は深く、えぐい。誰もの心に潜む小さな闇をとらえ、それを描くための舞台として、独特でひねった舞台設定を用意している。 非現実的な世界の中で、心理描写は現実感たっぷり。7編の短編だがどの作品も面白く読めた。

  • ミツ さん

    “『ユートピア』を何となく『YOUTOPIA』だと思い込んでいて、”という序文から始まる、優しくて穏やかでハートフルな七つの短編。夫や妻や、高校生に小学生まで、語り手は多様ながら、著者の持ち味である物語の派手さや疾走感は本作では抑えられている。むしろ家族や友人、恋人たちといった間柄の、ささやかだけれどしかし根の深い問題に、向き合い解決せんとする思考の積み重ねに重きが置かれており、それらの思考は言葉となり、私たちの心に降り注ぎ、深々と積ってゆく。そっと静かに寄り添われているような、あたたかな作品だった。

  • はま さん

    短編七篇が全部ちょうど良いボリュームで読みやすい。初めての舞城王太郎にもってこいな感じ。心の穴がメインのテーマなのかな?しょっぱな「やさしナリン」の奥様が、あの「あうだうだう」の作者設定で早速ニヤリ。「すっとこどっこいしょ」の『ニンニン』とかで盛大に噴き出しつつも、全編通してなんだか深い。人生には気をつけようのない落とし穴がいっぱいあるのかも知れないねぇ。自分的には「ぶらぶら」が旦那目線だと物凄く恐怖。「シャワーヘッド」はよくわかんなかったよ。嫌いじゃないけど。

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舞城王太郎

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。’03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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